このほど解禁となった映像は、狸の大妖怪・隠神刑部(大沢)の登場シーン。炎をまとったバイクにまたがり、808匹の狸を引き連れてケイたちのもとへと参上した隠神刑部。その豪傑っぷりにケイはあぜんとする中、隠神刑部への恋心から思わず頬を赤らめてしまう雪女(大島優子)の姿も収められている。
そして、参上するや否や、日本妖怪たちのリーダーであるぬらりひょん(大森南朋)と真っ向から対立する隠神刑部。さらに、“妖怪獣”を食い止めようとするケイに近づき、不敵な笑みを浮かべながら「余計なことはするな」と忠告。
その迫力にビビるケイに、追い打ちをかけるように「何もしなければ死なずに済む。分かったら返事だ!!」と声を荒げる。ケイは硬直しながらも「は、はい…」と答えざるを得ないという、隠神刑部の圧倒的なスケール感が伝わってくるシーンとなっている。
そんな隠神刑部について、今作のメガホンをとった三池崇史監督は「人間が支配しているように見える地球のその先を見据えて、その視点から人間と対峙している存在。スケールのでかい孤高の野獣、男なので、やっぱり大沢さんが一番ふさわしいと思った」と起用理由を明かしている。