“斎藤工”ヘミングウェイ、“白石麻衣”詠美に告げる不穏な言葉「まだ何人も死にますよ」<漂着者>
国原が謎の死を遂げる…第3話のあらすじ
ヘミングウェイ(斎藤工)の担当医・国原栄一(船越英一郎)の遺体が見つかった。不可解なことに彼も入院中に不審死を遂げた大学教授・後宮徳次郎(越村公一)同様、胸の前で腕をクロスさせていた。そのうえ、目、口、耳は糸で縫われていた。
民間非営利団体(NPO)法人「しあわせの鐘の家」の施設を訪れた新聞記者・新谷詠美(白石麻衣)は、電話で国原死亡の知らせを受ける。すると、驚くことにヘミングウェイはすでにそのことを知っていた。
ヘミングウェイによると、国原は彼に何かを伝えるため、今朝施設に来る予定だったという。なぜいつまでたっても現れない国原に連絡しなかったのかと詰め寄る詠美に、ヘミングウェイは「霊安室に横たわる姿が見えたから」と静かに告げる。「死が連鎖している。まだ何人も死にますよ」という不穏な言葉を残す。
一方、新潟県警の捜査本部では、ヘミングウェイが入院していた病院で猟奇的な不審死が続いていることに色めき立っていた。刑事・柴田俊哉(生瀬勝久)は、ヘミングウェイを重要参考人として呼び出そうと息巻く。
そんな中、失踪事件でヘミングウェイの不思議な予知能力によって救われた女児・松園遥香(鈴木結和)が通う幼稚園では、彼を招いて感謝の気持ちを伝えるイベントが催される。お礼の気持ちを伝えるためにピアノを演奏した遥香が、彼にも弾き方を教えようとすると、ヘミングウェイが突然、ピアニストのような手つきで美しい音色を奏で始める。すると、その曲を聴いてた詠美の目からは涙があふれ出していた。
動揺を隠せないまま新聞社に戻った詠美は、社会部のキャップ・橋(橋本じゅん)から、日本一の有名人になったにもかかわらず、いまだに身元が判明しないヘミングウェイの正体をスクープするよう発破を掛けられる。すると、そんな詠美に後宮の研究内容を知る准教授・古郡(森準人)から電話が掛かってくる。後宮の死の真相が分かるかもしれないと考えた詠美は、古郡に会うため、新聞社を飛び出す。
――というストーリーが描かれる。