池上彰&増田ユリヤが読み解く日米独原爆開発
また、本作の背景となる現代史を池上彰と増田ユリヤが深掘りトークでひも解く「池上彰と増田ユリヤのYouTube学園」が公開中。
その中では、核分裂によってとてつもないエネルギーが生まれることをドイツの学者が発見し、その後アインシュタインの協力を得てアメリカ・ルーズベルト大統領が国家プロジェクトとして、13万人もの科学者を動員して原爆の開発に着手することになった事実が明らかに。
一方、日本では陸軍は東大に、海軍は京大に研究を依頼するというタテ割り行政だった上に材料も乏しく、電力も欠乏している状況。そんな中、京都帝国大学でも学徒出陣として学生たちが戦場へ駆り出されていく。
帝国大学の学生たちは兵役を免除されていたが、戦争末期になると学生たちも動員されていくことに。それでも理系男子たちは「兵器の開発や戦後の日本の発展に役に立つから」と免除され、徴兵されたのは文系の学生たちだったという。
本作で描ききれない日米独の原爆開発と物理学の各国裏事情、当時の状況が紹介されており映画の理解度を深めてくれる内容になっている。
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