ウエダアツシ監督「頼もしく思えました」
青木の印象について石川は、「現場では磯辺と小梅のような近いのか遠いのか分からない…でも、特別なことが言えたり、他の人には言えないことが言えるような関係でした。でも、今は一緒にいると、居心地がいいような関係ですね」と、にっこり。
そんな石川に「本当!?」と、青木が勢いよく質問をすると、「本当です!本当です!私、取材の時に緊張していたんですけれど、柚くんが現れた瞬間に緊張が解けました」と答え、互いに笑顔を見せた。
また、石川の印象について青木は「初めて会った時から、小梅への思い入れがとても強く石川さんから感じられて、現場でも小梅であろうとする姿勢や意志が非常に伝わってきて、僕自身とても助けられました」と、告白。
石川と青木のコメントに対し、「この二人の世代の役者さんたちが集まると、休憩中に盛り上がったりするんですけれど、ちゃんと役の為に自分たちでセーブして、集中を切らさずに準備をしている感じがとても好感を持てて、頼もしく思えました」と、伝えた。
最後に石川は「この映画が完成したのは、監督を始めとしたスタッフの方々が小梅や磯辺といったキャラクターたちを深く愛してくれて、一緒に戦いながら作ってくれたおかげです。また、スタッフさんやキャストのみんなが、この原作にほれ込んで、原作の可能性を信じていたからだと思います。私にとってこの『うみべの女の子』という原作が唯一無二であるように、誰かにとってこの映画も唯一無二のものになったらうれしいです」と、あいさつ。
青木は「この『うみべの女の子』という映画は、自粛期間明けに初めて撮った映画だったので、撮影中もこの先どうなるのか分からない状態でした。けれども、無事に見ていただくことができるという現実に、いち映画好きとしても、映画に携わる俳優としても救われています。映画館で見ることにも意味を持つ映画だと思うので、ぜひ最後まで楽しんでいただけたらなと思います」と、思いを語った。
8月20日(金)より全国公開
配給:スタイルジャム
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