――小池さんは「映画 おかあさんといっしょ」シリーズに初めて出演されましたが、オファーがあった時、どんな気持ちでしたか？
小池：いちファンとして見てきた番組ですし、その劇場版シリーズに自分が参加させてもらえるうれしさをすごく感じました。それに、自分が出ているのを息子が見た時にどんなリアクションをするのかもワクワクしますね(笑)。
――横山さんは歌のお兄さんとして長く出演されていました。劇場版も第1弾から全てゲスト出演されていますね。
横山：はい。今回は“ヘンテコさん”というキャラクターで出演させてもらっています。番組を卒業した身なので、また声を掛けていただいたのがうれしかったですね。まるで何かの折に親戚が集まってワイワイしているような雰囲気で、すごく楽しい撮影でした。今回、小池さんが参加してくれているというのもすごいことだなって思いましたね。最初、知った時は「え？ 小池さんが出てくれるんですか？ すごいなぁ！」ってビックリしました(笑)。
――小池さんは“ヘンテコ世界の審査官”という役を演じられていますが、どんな役づくりを？
小池：はい。怒った時に関西弁になるんですけど、それは監督からのアドバイスでした。自分の中では全然プランになかったんですけど、リハーサルの時にやってみたらいい感じに出来て、「これ、いいかもしれませんね」って。
ルールに縛られた真面目な審査官というか、ある意味、ルールに縛られ過ぎているヘンテコで奇妙な役だったので、物語が進むことで人間味が出てくるというのを、関西弁によってうまく引き出してもらったかなって思いました。演じていて楽しかったですし、いい役をもらえたなって思っています。
横山：小池さんが出ているシーン、すごくいいんですよ。小池さん演じる審査官が二人に2択の質問するんですけど、その受け答えが…、ネタバレになるので詳しくは言いませんが、最初は「なんで？」ってツッコみたくなりました。
でも、審査官の二人に対する言葉を聞いたら、「あ、それでもいっか！」って思えたんです。大人の視点で見てしまっていましたけど、子どもの発想って自由でいいなって思えましたし、いいシーンだなって気付いて、ツッコもうとした手を引っ込めました(笑)。
小池：そう言ってもらえるとうれしいです。
――小池さんは横山さんの“ヘンテコさん”が出ている場面を見てどう思いましたか？
小池：インパクトが強いですし、キャラも濃くて、すごい役作りをされたんだなって(笑)。あそこまでぶっ飛んでいたから、世界観が広がったと思います。ヘンテコさんが登場する場面はすごくにぎやかで、「いろんなヘンテコを探してみよう！」みたいな感じなので、お子さんたちもすごく楽しく見ることができそうだなって思いましたね。
――見た目のインパクトがすごいですからね。
横山：ホント、振り切ったキャラですよね。衣装合わせの時、髪形を何パターンか用意していただいていて、その中から、リーゼントというか、説明しづらい髪形ですけど、一番インパクトがあったので「これでお願いします！」って決めました。衣装は何枚もの布を着合わせていて、着るだけで30分ぐらい掛かるんです。
衣装に関してもいくつか組み合わせを用意してもらっていて、「このパターンの衣装だったらキャラクターがより面白くなるんじゃないかな」っていうのを選んだりしたので、衣装さんやヘアメークさんたちと一緒に作っていった感じでした。その時に、ヘンテコさんのベースとなるものが出来たんだと思います。
ポニーキャニオン
