――最近、お顔が変わったように感じるんですけど、ご自分ではいかがですか?
実際、顔が変わってるんですよ、僕。老けた(苦笑)。3年前の写真を見ると子供っぽくて、何も知らないですという顔をしてるんです。実際、何も知らなかっただけに(笑)。でも、いろんな経験をさせていただいたことで脳にシワが増えるじゃないですけど、顔にもシワが増えてきて。いい意味で…たぶん(笑)。それが顔つきにも出ているんだろうなと思います。あとは作品のジャンルが被っていないことも影響しているかもしれないです。実際、似た役がなくて、声も結構変わっているんです。公開中の映画「ハニーレモンソーダ」では、番宣の時でもちょっと高い(瀬戸)悟の声になってるんです。“ハニレモ”に関わった瞬間に声がワントーン上がるんですね。それに自分で気付いた時は、キモって思いました(笑)。
――続編も余裕ですね。
余裕です(笑)。今、映画「弱虫ペダル」(2021年)の鳴子(章吉)をやれと言われても絶対できます。顔は老けたけど(笑)。そういうふうに役によって違うと言ってもらえるのはうれしいです。意識してやっているわけではないので、気付いた瞬間はうれしいですね。
――お顔はだいぶ大人になられましたけど、中身は変わらないと、長いお付き合いだというヘア・スタイリストさんが言われていましたよ。
あはは(笑)。後藤さんは、「春子の人形―」で坊主にしてくれた方で、ずっと僕を見てくれているんです。たまに「あれ? 大人になった?」と言ってくれる時があるんですけど、それはたいてい疲れている時で、僕が。疲れて、ずーーんとなっている時に「髪切ってください」と行くと、「あれ? 大人しくなった? 大人になったね」って。
――黙っているとかっこいいとも仰ってました(笑)。
それも言われます。「喋らなきゃいいのに」って。だから、今後は喋ってもかっこいいねと言われる男になりたいなと思います。そこ、目標です。でも、本当によく言われるんですよね。「喋らなきゃかっこいいのに」って…。
――でも、喋るのお好きですよね?
好きです。だから、無理なんです。僕、ずっと喋っていられる“ナチュラル・ボーン・トーカー”なんです(笑)。だから、“トゥー・マッチ・トーカー”にならないように気を付けないとなって。いい塩梅で話せるようになりたいです。ナチュラル・ボーン・トーカーになったきっかけは、留学です。僕、生まれはニューヨークなんですけど、2〜3歳で北海道に引っ越したので、高校で留学した時は全然英語が話せなくなっていて。それなのに留学先で1日中話してましたから。どうやって話していたのか謎なんですけど(笑)、とにかく話しまくっていました。
――今回も話が尽きないですが、残りは次回に。今後はどんなことがしたいですか?
人を撮るのも面白いと思います。例えば、〇〇をあそこで撮って…とか。そこはおいおい考えて、いろいろ面白いことをしていきたいなと思っています。
撮影=山下隼/取材・文=及川静/ヘア&メーク=後藤泰/衣装=坂東龍汰本人私物
公式HP:http://dongyu.co.jp/profile/ryotabando/
公式Twitter:@bando_ryota
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