女の子らしい服装は「自分なんかには似合わない」と思い込んでいた
――以前からファッションがお好きだったのでしょうか?
小学生のときから「ピチレモン」(学研プラス)や「二コラ」(新潮社)など、小学生向けのファッション誌を見たりするくらいお洋服が大好きで、いつかは自分の好きなお洋服を自分で作れるようになったらいいなと以前から思っていました。だから、今は夢心地で。「私のブランドが本当にできちゃった」って、うれしい気持ちでいっぱいです。
――「rose bleue」のお洋服はクラシカルでガーリーな印象です。小学生の頃からこのようなお洋服を着ていらしたのでしょうか?
女の子らしいお洋服には憧れを持つ一方で、苦手意識があって着られなくて。 ピンク色のお洋服やワンピース、当時女の子の間で人気だったメゾピアノのお洋服などは、可愛いけれど自分なんかには似合わない...と思っていたので、ちょっとボーイッシュなお洋服を着ていました。
――そうだったんですね...!好きなお洋服を着ることができるようになったきっかけは何だったのでしょうか?
きっかけは16歳の時、「全然違う自分になりたい」という思いから所属した芸能事務所での出会いでした。
同じ事務所に所属している女の子たちと仲良くなったのですが、彼女たちはロリータのお洋服や、パンクやロックテイストのお洋服など、本当にいろんなファッションを楽しんでいたんです。みんなを見ているうちに「ファッションは自由なんだな」「私も着てみたいな」という思いが生まれて、可愛いお洋服にも挑戦することができるようになりました。
その後、4年前に上京した際に、初めて古着屋さんの存在を知ったのですが、そこで素敵なお洋服に出会って、心がときめいたんです。「自分だけの特別な一着に出会えた」という気持ちになれて。古着以外でも、Lily BrownやFi.n.t、an another angelusなど、 クラシカルでヴィンテージライクなお洋服のブランドが好きです。