松本潤が、2022年1月期に放送される木曜ドラマ「となりのチカラ」(毎週木曜夜9:00-9:54、テレビ朝日系)で主演を務めることが分かった。同ドラマは、「家政婦のミタ」(2011年、日本テレビ系)で社会現象を巻き起こした脚本家・遊川和彦による社会派ホームコメディー。松本は思いやりと人間愛だけは人一倍、だけど何をしても中途半端で半人前な男・中越チカラを演じる。なお、松本がテレビ朝日のドラマで主演を務めるのはこれが初めて。
今回、松本が演じるチカラは、幸せそうな人を見るとちょっとうれしくなり、悲しい人を見るとちょっと悲しくなる、困っている様子の人を見ると気になって、仕方なく声を掛けようか、掛けまいか中腰のままあれこれ悩み抜いた揚げ句、結局いつも声をかけてしまう、“中腰の男”。人の話をじっくりと聞く才能はあるのに、多くの人の話を聞き過ぎて逆に悩んでしまう。
「人を救いたい」「周囲を平和にしたい」という思いが全ての行動原理だが、いつも中途半端に他人の問題に関わってしまい、簡単に解決できない問題だと分かると、いつもオロオロと中腰になりながら苦悩する。
そんなチカラが、同じマンションに住む住人たちの悩みを解決。やがて、そのマンションは1つのコミュニティーとなって、強いつながりを持っていく。松本は、これまでのイメージからはかけ離れた「中途半端」というキャラクターで新境地に挑む。
脚本を手掛けるのは稀代のヒットメーカー・遊川。独創的な主人公と、それを取り巻く家族の姿を深く描き出すことで定評のある遊川が、今作では「中腰ヒーロー」という新たなキャラクターを生み出す。
ドラマの舞台は、“さまざまな問題”を抱える住人が住む、都内のとあるマンション。周りが見て見ぬふりをして通り過ぎていく中で、「大丈夫ですか? 何かありました?」と、隣人につい声を掛けてしまうのが主人公の中越チカラ。チカラが孤独な周囲の住人を心配し思いやり、中腰で悩みながら失敗を繰り返しながら、徐々に関係性を築き上げていく。
暇だけど忙しく、寂しがりだけど1人が好きな孤独な現代人の心のスキマに染み込み、人ともう一度つながる勇気を与えてくれる物語で、乾いた現代人の心に癒やしと少しの勇気を与えてくれる作品となる。
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