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上田晋也の「イズム」「ロッキー」発言…『おしゃれイズム』から生まれ、『くりぃむANN』で愛され続ける“名言”

2021/10/05 11:59

くりぃむしちゅー
くりぃむしちゅー ※ザテレビジョン撮影

共演者もスルー…まったくウケなかった「ロッキー」発言


 もう一方の「『ロッキー』の撮影じゃないのよ」発言は、「おしゃれイズム」内で発せられた。蛯原友里がゲスト出演した2008年1月6日放送回。MCの3人と蛯原がロケで田舎道を歩いていると、地元の子供たちが後ろからついてきた。その際に、上田が「これ、映画『ロッキー』の撮影じゃないんで、そんなにワーッとついて来られても困るのよ」とたとえツッコミとして発言したのだ。

なぜこの発言が注目されたかというと、まったくウケなかったから。他の出演者たちも特に反応せずにスルーしている。「おしゃれイズム」最終回では改めてこの時の映像が検証され、予想よりも子供たちが反応していたという結論に至ったが、当時の論調はとにかく大スベリして、周りを困惑にさせたというものだった。

映画「ロッキー」シリーズで印象的なランニングシーン


この言葉の由来は解説が必要だろう。出典は上田が好きなボクシングを題材とする映画「ロッキー」シリーズにある。全6作ある「ロッキー」シリーズは、序盤に大きな挫折や敗北、悲しみを味わって失意にくれたシルベスタ・スタローン演じるロッキー・バルボアが、中盤に奮起し、厳しいトレーニングを経て、最終的に宿敵とリング上で激闘を繰り広げる、というのが定番の流れ。クライマックスに向けて盛り上がるのがトレーニングを積む場面なのだが、そこで印象的に描かれているのがランニングシーンだ。

1作目においてロッキーはまだ無名の存在。朝焼けに染まるフィラデルフィアの街を走り抜け、フィラデルフィア美術館前の階段を駆け上がるロッキーに目を向ける人はほとんどいない。それでもロッキーはそこで拳を突き上げ、自分が勝利した瞬間をイメージする。

これが「2」になると、状況が一変。ロッキーが走り出すと、子供たちが後ろから追いかけてきて、その数も徐々に増え、美術館前に到着する時には数百人に膨れあがる。バックには有名な「ロッキーのテーマ」が流れ、クライマックスへと進んでいく。上田はこのシーンを元にたとえツッコミをした。厳密に言えば、「『ロッキー2』のフィラデルフィアを走るシーンじゃないんだから」というのが正しいだろう。

ちなみに「3」では海岸を、「4」では雪山を、「5」では息子や弟子と、「ロッキー・ザ・ファイナル」で愛犬を連れてロッキーは走っている。どれも、その作品を象徴するようなシーンだ。続編的映画「クリード チャンプを継ぐ男」では、ロッキーの愛弟子アドニス・グリードが無数のバイクを引き連れてフィラデルフィアの街をランニングしている。今後、もし上田がロケでそんな場面に遭遇したら「『グリード』の撮影じゃないんだから」とたとえツッコミをするかもしれない。

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