2021年10月期、2022年1月期の2クール連続放送となる、西島秀俊主演のドラマ「真犯人フラグ」(毎週日曜夜10:30-11:25、日本テレビ系)の第2話が10月17日に放送された。 凌介(西島)の部下・瑞穂を演じる芳根京子が注目されている。(以下、ネタバレがあります)
芳根京子の表現力に期待！
同作は、ごく普通の真面目なサラリーマン・凌介(西島)が、日本中の注目を浴びる“疑惑の男”になりながらも、家族失踪の真実を追うミステリー。企画・原案の秋元康をはじめ、2019年に放送されたドラマ「あなたの番です」の制作スタッフが再集結したことも話題になっている。
ある日、妻・真帆(宮沢りえ)と娘・光莉(原菜乃華)、息子・篤斗(小林優仁)が忽然と姿を消してしまった凌介。”悲劇の夫“として注目されるが、当日夜に飲酒していた様子を投稿したSNSが発見され、一転して真犯人フラグを立てられてしまった。
第1話ラストは凌介の元に「お探しのものです」と書かれた紙とともに少年の遺体のようなものが入った荷物が届いた。第2話で、それが凌介の見知らぬ少年であったことが分かるが、YouTuberぷろびん(柄本時生)が投稿した考察動画をきっかけに凌介の会社に苦情電話が殺到して大混乱に。その状況から、凌介の部下・瑞穂(芳根)が、会社のためにも真帆たちを探す手伝いをすると申し出る展開となった。
視聴者の間では考察が盛り上がるも、放送スタートしたばかりとあって「誰もが怪しい」との声が。そのなかには瑞穂に犯人フラグを立てるものもある。
頭の回転が速く、冷静さも持ち合わせた瑞穂。凌介が上司・太田黒(正名僕蔵)から嫌味を言われているところを助けたり、自分たちの運輸会社の配送車のドライブレコーダーに手掛かりがあるかもしれないと思い付いたりと、凌介にとって大きな力に。
一方で、再ブームとはいわれているものの昔懐かしいカセットテープで何かを聞いている場面があったのが少し引っかかる。また、凌介の友人で雑誌編集長の河村(田中哲司)の軽口に「おじさん転がしには多少の心得があります」とノリよく返す明るい性格の瑞穂がもし犯人だったら、その衝撃の大きさは計り知れない。しかし、頭の回転の速さから犯罪を計画するのがうまいかもしれないとも考えられる。
まさに「誰もが怪しい」なかの1人だが、2021年に公開された映画「ファーストラヴ」で父親殺しの容疑者という役柄を怪演したことが記憶に新しい芳根だけに、ふり幅のある演技に期待が高まっているのも確かだ。
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