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元宝塚トップ娘役・真彩希帆、宝塚卒業後も「夢が見られる作品に関わることが理想です」

2021/10/27 15:00

「ドン・ジュアン」に出演中の真彩希帆
「ドン・ジュアン」に出演中の真彩希帆 撮影:田形千紘

ニュートラルな自分になろうと意識しました

4月に宝塚歌劇団を退団した、元雪組トップ娘役・真彩希帆。作品によってさまざまな表情を見せ、特に芝居や歌声で多くのファンを魅了した真彩だが、退団後初の舞台作品となる「ドン・ジュアン」に出演中だ。

「退団してすぐは、実家に帰ったり、宝塚から引っ越ししたり、バタバタでした。しばらくは何か起きたことを組のみんなに伝えられないのが寂しくて、宝塚ホームシックでしたね。でも今までできなかった“普通の生活”をしてみて、自分と向き合えた期間にもなりました。普通に起きて、ご飯を食べて、時間があったら好きな喫茶店でゆっくりする事を楽しむ。洋服も仕事のこと関係なく、今の時期に自分が着たいものはなんだろう?と考えるのも楽しかったです。今まで、タカラジェンヌとして過ごしてきましたが、新たな作品、舞台に立つためにも宝塚歌劇の世界を一歩出て、ニュートラルな自分になろうと意識しました」

「ドン・ジュアン」の稽古では、宝塚との違いに驚きの連続だったそう。一番の違いは、男性との初共演かと思いきや、意外な答えが。

「今回は再演ものだからという事もあるのかもしれませんが、稽古の現場にすでにセットが組まれていたり、環境が宝塚とは違うことが多くて驚きました。男性との共演についても、周りの方から心配していただくこともあるのですが、私自身、子供の頃からあまり人見知りもなく、男性だからとか、女性として…などはあまり意識せずその人の中身と接しているので。そこに関しては宝塚の時から変わっていないなぁと」

宝塚の娘役と、女性役との違いについても、作品や役次第だと力強く話す真彩。

「役によると思います。宝塚ではこうだけど、この舞台ではこうっていう指針があった方がいいのか、まだ私自身、正解が出せていなくて。ただ、役としてどう歩くか、どう立ち振る舞うか、ちゃんと存在できることが大事だと思うので、これも宝塚の時と変わりません」

タカラジェンヌとして培ったものも大事にしながら、今、新たな表現を模索中の真彩にとって宝塚の退団公演「『fff―フォルティッシッシモ―』~歓喜に歌え!~」「シルクロード~盗賊と宝石~」は特別なものだったそう。

「忘れられない公演ってもちろんいくつもあるのですが、自分を見つめ直すことができた公演だったのですごく印象的です。両作品とも『自分を受け止めてくれる存在に気付くことで、自分が解放できる』というテーマで、これから外の舞台に立つ時に大切にすべきこととして、演出の上田久美子先生、生田大和先生からメッセージをいただいたと思っています。私は自分のことを認めていないし、まだまだだって思ってきたのですが、この公演中はお稽古期間も含めて、自分を好きになれる、そして大切にできた期間でした」

下に続きます
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真彩希帆 インタビュー
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真彩希帆 (アーティスト)
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