石橋凌の40年を超えるキャリアにNAOTO「最大限の尊敬」
――お互いの印象をお聞かせください。
石橋:現場でも感じていましたし、出来上がったものを見ても感じるんですが、NAOTOくんは非常に自然体。僕は個人的に非常にやりやすかったです。
NAOTO:石橋さんは殺陣のシーンをやられているとき、すごく極寒なのに一言も寒いと言わないんです。ただひたすら撮影に集中されている姿を見て、身の引き締まる思いでした。役としても“アニキ”なんですけれども、カメラが回っていないところでも“アニキ”として作品を引き締めて、重厚感を与えてくださった存在だと思います。
――NAOTOさんが所属する三代目J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBEは10周年を迎えました。NAOTOさん個人はそれ以前からご活躍されていますが、石橋さんは40年以上のキャリアです。
石橋:僕らのバンドは、それまで小さいライブハウスでずっとやっていたんです。歌の内容に社会的なことも含んでいたので、よく「メッセージバンド」と呼ばれて、いわゆるメジャーな路線に乗れなかったんですよ。
だけど10年掛かって、やっと日本武道館のステージに立つことができたんです。時間はかかったんですが、こだわりを持ってやってきて良かったなと思えたのが10年目でした。
――当時の石橋さんにとっては「やっとここまできた」と思える10年だったんですね。NAOTOさんにとっての10年はどんなものでしょうか?
NAOTO:僕らはEXILEの弟分としてオーディションでも注目していただいて、たくさんの人に知ってもらっている中でのデビューだったので、すごく恵まれた道を用意してもらっていたんです。10年続けてきて、なによりも難しいのはみんなに愛されることというより、それをずっと続けていくことだと思うんです。
メンバーともよく話すんですが、三代目J SOUL BROTHERSとして、どこまで自分たちのスタイルを貫き通しながらファンの方たちに愛してもらって輝かせられるか、ということがここからのテーマになると思います。だから40年って数字は、それを続けられていることに対して、本当に最大限の尊敬ですね。
――三代目J SOUL BROTHERSの40周年はどうなっていますかね。
NAOTO:40年って…(苦笑)。すごいですよ。
石橋:いけるいける。
NAOTO:いけます? あと30年ですよ。踊りは少しずつ、今とは違った表現の踊りを模索するんでしょうね。30年といったら僕はもう68歳になるので(笑)。でも石橋さんはまさにやられているわけですから、夢をもらえますね。
11月5日(金)全国順次公開
監督・脚本・編集:SABU
出演:EXILE NAOTO(EXILE/三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE)
山田愛奈 坂東希 吉村界人
諏訪太朗 武発史郎 瀬口寛之 川島潤哉 カトウシンスケ 小松勇司 山本龍二 木村圭作
國本鍾建 樋渡真司 竹内晶子 三谷悦代 奥瀬繁
石橋凌
主題歌:「ひとりじゃないから」Crystal Kay(ユニバーサル ミュージック/Virgin Music)
公式サイト:https://www.dancing-mary.com/
(C)2021映画「DANCING MARY」製作委員会
rhythm zone
発売日: 2020/03/18