<アバランチ>武闘派・元自衛官を演じる高橋メアリージュン、ドラマへの思いを明かす「このドラマは、正義がテーマの人間ドラマ」
高橋メアリージュン コメント
――ここまでの撮影を振り返っていかがですか?
リナ的にはハードなシーンの撮影が続いていますけど、メアリー的には楽しいですね。
クリエイティブに対して妥協しない姿勢が、すごく良い現場だなと思います。特に綾野さんは常に今出来るベストを探っていて、刺激を受けますね。
――リナというキャラクターについてはどんな風に捉えていますか?
言葉数は少ないけれど、本当に奥深い女性だと思います。1、2話とクールで強い印象を与えていましたが、第3話は初めて弱い部分も含めた感情をさらけ出します。
最初に藤井監督とそういった人物像について共有していたので、あまりしゃべらない分、リアクションや目のお芝居で表現できたらと思っていました。ですから、クールなリナ像を崩さないために、現場でみんなが楽しそうにアドリブをしていても乗らないように我慢し続けました(笑)。
――アクションシーンも話題になっていますが、ご自身としては反響をどう感じていますか?
ずっとガッツリとアクションをやりたいという願望があったので、今回すごくうれしかったです。
6年ほど前からキックボクシングを習い始めていて、この作品のオファーをいただいてからはほぼ毎日通っています。でも、ハイキックがそれほど褒められると思っていませんでした。ジムで基礎をすごく教えていただいていたのと、義理の弟(妹・高橋ユウの夫でK-1ファイターの卜部弘嵩)の影響で、生の格闘技はたくさん見ていたので、難しいですけどそこからイメージしながら取り組んでいます。
でも、私のなかではもっともっと頑張りたいんです。完璧なアクションを見せる綾野さんや、今回はそういったシーンはないですけど、すごくアクションが得意な福士さんが見ている前ですので、緊張感もありますし満足に思えることはないですね。2人をうならせるようなアクションが出来るようになるために、もっと頑張らなきゃと思っています。
――高橋さんが思う作品全体の見どころについて教えてください。
一つの事件、行動、発言に対するみんなのリアクションに個性が表れているように、アバランチはダークヒーローに見えるけど、それぞれの正義を信じたすごくピュアな人たちの集まりだと思います。
ですから、このドラマを、毎話悪を懲らしめる事件モノとしてではなく、“なぜみんなアバランチに参加したのか?”、“この日本にアバランチが出来た背景とは?”という、正義がテーマの人間ドラマとして楽しんでいただけたらと思いますし、目が離せない展開が続きますので楽しみにしていてください。
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