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“水どう”のミスターこと鈴井貴之が語る“北海道から全国区になる”ことの難しさ「SNSで発信できても、本質的に面白いことをできる人間が出てこないと」

2021/12/05 12:00

【写真を見る】「TEAM NACS」のことを“稀有な5人組”と評した鈴井
【写真を見る】「TEAM NACS」のことを“稀有な5人組”と評した鈴井 ※ザテレビジョン撮影/スタイリスト=村留利弘(Yolken)/ヘア&メーク=横山雷志郎(Yolken)

――劇団としてのOOPARTSは北海道から東京に進出することを目指していたということですが、今はSNSなどでどこからでも世界中に情報を発信できるようになりました。鈴井さんは著書「ダメ人間 溜め息ばかりの青春記」(KADOKAWA)などで“北海道から全国区になる”ことの難しさを語っていましたが、そのハードルは変わったように感じますか?

何だろうなあ…そんなに変わってないですよ。正直なところ。

TEAM NACS」は稀有な5人組ですけど、あの5人が出会ったのがたまたま北海道だったというだけで。

“北海道だから”というよりは、やっぱり本質的に面白いことをちゃんとできる人間たちが出てこないといけないと思います。SNSがこれだけ一般的になったというのも悪いことじゃないとは思うんですけど、誰しもが表現できる、それって“絵の具”だと思ってるんですよね。

みんな小学校の時から絵の具を使って図工の時間に絵を描くじゃないですか。でも、誰でも絵は描けるけど、上手なやつと下手なやつは絶対にいて。それが今のSNSなのかなと。

誰もが簡単に手に取れるようになったけど、面白いものとそうじゃないものがあって、そうじゃないものは今後ちゃんと淘汰されていく。だから、単純に「SNSをやればいいんだ!」ということではないと思います。

そこは才能や努力が伴うもので、勘違いしてはいけない部分。「TEAM NACS」は稀有な才能を持ってる人たちですし、何もやってないように見えるかもしれませんが、それ相応の努力をしているわけですから。SNSでもテレビでも、才能と努力がしっかりあって面白いことができる人間は世に出ていく。それは変わらないですよね。

この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。

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