濱田岳が主演を務める「じゃない方の彼女」(毎週月曜夜11:11-0:00、テレビ東京系)。12月27日放送の第12話(最終話)では雅也(濱田)と不倫相手・怜子(山下美月)それぞれの決断が描かれ、異色の“不倫コメディー”が完結した。(以下、ネタバレがあります)
同作は秋元康が企画原作を務めた、家族で見られる不倫コメディー。愛する妻と娘に囲まれた真面目な男・雅也役を濱田が好演。雅也の大学の学生で、図らずも周りの男性を虜(とりこ)にしてしまう“魔性系”女子大生・野々山怜子役を乃木坂46・山下美月が、優柔不断な雅也を引っ張る年上の妻・麗役を小西真奈美が務めた。
雅也と怜子の不倫がバレ、麗は娘を連れて家を出てしまった。最終話では、家族をとるか、怜子をとるか、雅也の決断が描かれた。
怜子は大学を休学し、ニューヨークに留学するという。「ニューヨークで春に、歴史と美術の大きな展覧会があるんですよ」「先生と、一緒に行きたいです。会いに来てくれますか?」と怜子。何も答えられない雅也に、怜子は「私が出発するまでに、答えを聞かせてください」と伝えた。
母・弘子(YOU)に「後悔しないように生きなさい」と背中を押され、雅也は怜子と向き合った。考え抜いた末、雅也が出した答えは「好きです。けど、ごめん」。その一言ですべてを察した怜子は「先生、初めて自分から気持ち、言ってくれましたね」とだけ言って、雅也に背を向けた。
雅也の前を去ってから、一人で涙をこぼした怜子。“魔性系”と言われながらも本当は純粋に雅也が好きだった怜子の切ない恋の終わりに、視聴者からも「怜子ちゃんが“じゃない方”だったんだ」「怜子ちゃんの涙が苦しい…」「涙した時点で別れる決心がついたんだね」と寄り添う声が上がり、演じた山下にも「すごく感情の機微が伝わる演技だった」「山下美月さんの演技がすごく素敵だった」と絶賛の声が多く上がった。