奥平大兼インタビュー
今回の場面写真公開に合わせ、奥平の撮影時インタビューも到着。そこからは、作品への思いや、玉城ティナ監督とどう役柄を作り上げていったかがうかがえる。
――今回セリフがない主演という難しい役柄だと思いますが、玉城監督とは撮影前にどんなお話をなさりましたか。また、そちらを基に、どのように実際の撮影に臨まれましたか。
セリフがないということでお芝居は仕草や表情で役を表現する必要があると思い、衣装合わせの時に玉城監督に監督の役に対する考え方と自分が思う役に対する考え方やイメージを話し合ったりしました。監督の思うことを詳細に聞けたので僕もわかりやすかったですし、自分の意見も素直に監督に伝えることができました。そのおかげで現場に入る前には役に対するイメージが明確になり、すんなり入れました。
――撮影で特に印象的だったエピソードやシーンなどありましたら、お教えください。
撮影をしていた部屋がとても印象に残っています。真っ白な部屋で、初めて踏み入れたのになぜか落ち着く特別な雰囲気がありました。
今回は何よりセリフがないという部分も印象に残っています。
――視聴者へのメッセージをお願い致します。
この作品は、とても不思議な世界観を感じることのでき、どこか救われるような一面もある作品になっていると思います。裕也という役を演じてみて最後のシーンはメッセージ性があり色々な考察ができると思うのでぜひその辺にも注目してもらえたら嬉しいです。
2020年に公開された映画「MOTHER マザー」で大きく注目を集めた奥平。2021年もドラマ「ネメシス」(日本テレビ系)、「世にも奇妙な物語」(フジテレビ系)、「レンアイ漫画家」(フジテレビ系)などに出演、CMでもアフラックやカロリーメイトなど注目度の高いCMに起用され、更なる飛躍の1年となった。セリフのない役という新たな挑戦が、奥平のさらなる成長の機会となりそうだ。
「物語」を含む「アクターズ・ショート・フィルム2」は2022年2月6日(日)午後5時からWOWOWで放送・配信となる。