山本舞香が「人格を変えていた」と明かす
――「主演である」ということを意識して過ごしていたんですね。
山本:常に意識していました。普段は本当にしゃべらないし、常に笑顔でいるということはないんです。でも、みんなに「この現場、楽しかった」と思ってほしかったので、自分の人格を変えて撮影に挑みました。
板垣:人格、変えてたんですか!?(笑)。
山本:変えてるよ、そりゃあ(笑)。
板垣:本当ですか? まったく気が付かなかった…
山本:そんなの絶対気付かせるわけないよ(笑)。基本は一人の時間を大切にしているので、今までの現場では常に共演者の人といることは少なかったです。でも今回は頑張らなければならない立場だったので、今までの自分ではない自分で頑張りました。
板垣:いや~! そこまでしてくれる山本さん、格好よすぎます!
――どのような人見知りをされるのですか?
山本:話したいなとは思うんですけど、話せないんです…。(相手から)話し掛けてもらったら徐々に話せるようになるのですが、本当に仲よくなるのには一週間以上掛かってしまいます。
板垣:そうなですね! そんなふうに見えなかったです。
山本:1クールで考えると、一カ月くらい心を開かないです。今回は初共演の方が多かったのでだからこそ、全力で明るくいけました。「山本舞香ってこんなに明るいんだ」と思わせたらこっちの勝ちなので(笑)。
――板垣さんが演じる黒瀬はどのように映っていましたか?
山本:漫画通りの黒瀬だったと思います。ただ、時たま、「板垣くんが出てるな」という瞬間があるんです(笑)。
板垣:(奈緒のことが)好きだから罵倒されるとテンションが上がっちゃうんです(笑)。
山本:テンションが上がって、黒瀬を見失って板垣くんが出ちゃって、「押さえて!」とスッタフさん全員から言われてました。「え?ダメでした?」「いやダメだろ!」というやりとりが序盤の方は結構ありました(笑)。
板垣:僕がやることに対して山本さんが本気で怒るというお芝居をしてくれるので楽しくなってしまって、ついつい自分が出てきてしまったのかもしれません(笑)。
――最後にきゅんとしたシーンや瞬間を教えてください。
山本:きゅんとするシーンがたくさんありますけど、一番はキスシーンだと思います。私、キスシーンに慣れていないので、本番の時にどこで目を閉じたらいいんだろうと考えながら撮影に挑みました。「やばいくる!くる!」「どういう口、すればいいの?」「どういう顔すればいいの?」と内心すごく焦ってました(笑)。
板垣:キスシーンに苦戦している姿を見て、「あの山本舞香が悩んでいる」という状況がきゅんきゅんしましたね(笑)。キスシーンになると山本さんがすごく恥ずかしがるんです。
いつもの撮影をする時は、すっと現場に入って「はい、お芝居しよ!」という感じなのに、キスシーンでは「え?怒ってる?」と感じてしまうくらいに緊張されていて、驚きました。ちゃんと恥ずかしがってくれているそのピュアさにすごく好感を持てましたし、誠心誠意演じたいなと思いました。
山本:ありがとうございます(笑)。
1月3日(月)夜深0:15-1:15
テレビ朝日にて放送(※一部地域を除く)
「デキないふたり」~ムズきゅん編~
動画配信プラットフォームTELASA(テラサ)で配信中。