三宅のフラットさに「私も自由にのびのびとやっていいんだ」と思えた
音月は、「徳子姫は、ピュアで真っすぐで奥ゆかしい姫だったと思いますが、裏切られてしまったことで“復習の鬼”と化してしまって…」と自身の役どころを明かしつつ、「ありがたいことに、宝塚退団後はさまざまな国の姫をさせてもらっていますが、“鬼”となる姫を演じるのは今回が初めて。まだまだ手探り状態ですが、本読みをしているとお二人(三宅と林)の関係性がどんどん温まっていくのが見えて、そこにどう溶け込んでいこうかなと今は楽しみに稽古をしています」と、裏側を明かした。
さらに三宅と四度目のタッグとなる演出の鈴木が、「物言いがハラハラするようなところがあるけれど、中身は人のことを思っているという“三宅健のパーソナリティ”を、今回は役に持ち込めるのではないかと思っています」と語ると、ニヤリとした表情を見せた音月。
それについてツッコまれると、自身が本読みや稽古初日に緊張していたことを告白し、「でも三宅さんはフラットでいてくださって…。座長がそうやっていてくれると緊張感がとけて、『私も自由にのびのびとやっていいんだ』と思わせられました」と、三宅への印象と感謝を伝えた。
また、平安時代の華やかな“和物”への挑戦は初めてという音月。「ポスターが公開して三宅さんのビジュアルを見た時に『やばい!』と。美しさ、妖艶さがすごくて、女性だけど『どうしよう、負けてしまう』『磨かねばならぬ』と焦りました」と振り返り、「本番までに頑張ります!」と意気込んだ。