俳優の長澤まさみが1月14日、都内にて開催された映画「コンフィデンスマンJP 英雄編」初日舞台あいさつに、東出昌大、小手伸也、小日向文世、瀬戸康史、城田優 生田絵梨花、江口洋介、田中亮監督と共に出席。同シリーズを愛される作品にするため、「一番頑張ってくれてたなと思う人」の名前を挙げた。
同作は「ALWAYS 三丁目の夕日」シリーズ、「リーガル・ハイ」シリーズなどを手掛けた脚本家・古沢良太による人気テレビドラマの劇場版第3弾。美しきコンフィデンスウーマン・ダー子(長澤)、若きコンフィデンスマン・ボクちゃん(東出)、百戦錬磨のコンフィデンスマン・リチャード(小日向)、3人のコンフィデンスマン=信用詐欺師が、地中海に浮かぶ世界遺産の島“マルタ”の首都であるバレッタを舞台に、大人のだまし合いバトルを繰り広げる。
「こんなに長く(シリーズが)続くとは思っていなかった」という長澤。「この役がどんどん好きになっていったし、『コンフィデンスマンJP』という作品に取り組む姿勢もどんどん貪欲になっていった気もします。本当にこの作品からもらったものはたくさんあって、ありがたいなという気持ちですね」と作品に感謝した。
自身が演じるダー子については「みんなの太陽みたいな存在であるキャラクターはなかなか出会えるものでもないし、なかなか生まれるものでもないので、ダー子を演じられて本当に幸運だった」としみじみ。
また、小手は五十嵐を演じたことが“イジられキャラ”のきっかけになったと告白。小手が「ここでイジられればイジられるほど、他の現場の人たちが『あの人イジっていい人なんだ』みたいな空気になって。今撮影中の『ドクターホワイト』の現場も遠巻きにイジられているんですよ」と愚痴をこぼすと、長澤が「でも、そういうのなんていうか知ってる? “愛されキャラ”っていうんじゃない」とフォローし、拍手が巻き起こった。
さらに長澤は「この『コンフィデンスマンJP』という作品がドラマから続いて、この作品をすごく愛される作品にするために、一番頑張ってくれていたなと思う人がいて」とつぶやく。「その人がいたからこそ、この作品がどんどん愛されるものになった気がするんです。小手さんのおかげで」と小手への感謝を示すと、小手は「なにその、今まで散々落として、急に上げる感じ」と困惑していた。
◆取材・文=山田健史
ポニーキャニオン