――それぞれ、お気に入りのシーンはありますか?
Koki,:どれか1つを決めるのは難しいですけど、台本を読んでいる時から好きだったのはクライマックスの崖のシーン。あの場面で、奏音は何を感じるんだろうって考えていたので印象に残っています。
高橋:あのシーンは僕も将太のことを考えて感情がぐちゃぐちゃに。大変だったけど、撮り終わった時に達成感を覚えました。
萩原:僕は先ほども少し出てきた屋上での蓮の“ある行為”。
――あぁ、あのアドリブのシーン?
萩原:アドリブじゃないですから(笑)。清水監督はとても遊び心がある方で、ホラーのシーン以外では、ちょっとクスッとするようなシーンも出て来るんです。蓮の行動と建物の下にいる松尾(諭)さんのリアクションに注目してください。
高橋:僕は将太の登場シーン。将太がどれだけ詩音のことを大切に思っていて、どれほど詩音のことを考えながら生活をしていたのかが分かると思います。将太の物語が始まる場面でもあったので撮影も一発勝負。緊張感のあるシーンになったんじゃないかなと思います。
――2021年は「丑年」だったので「これは、本当にモ~大変だった」とか「モ~、うれし過ぎてどうしよう」というエピソードをお願いします。
高橋:デビューして、3年目ですが、昨年はいろいろな作品や役、人との出会いがあり、本当にもう素晴らしい1年でした。とてもいい経験になったので、これからも自分なりに頑張っていきたいです。
Koki,:やっぱり「牛首村」を超えるものがないくらい、本当にこの作品に参加させていただけたことがもううれしくて。スタッフの皆さんの情熱を感じるという経験もさせていただきましたし、1つのチームで作り上げることができてよかったです。
萩原:プライベートなことで申し訳ないんですけど、初めて玉置浩二さんのコンサートに行ったんです。いやぁもうね、あれは素晴らしかった。念願だったのでうれしかったです。
――2022年は「寅年」ということで、何かトライしたいことは?
Koki,:具体的にこういうジャンル、こんな役というのはないんですけど、どんどん新しいことに挑戦していきたいなと思っています。プライベートでは、趣味で始めた乗馬がもっと上達するよう頑張りたいです。
萩原:これまでさんざん着てきたんですけど、今後年齢的にどんどん減っていくと思うので制服を着る役を満喫したいです。プライベートでは、バンジージャンプかスカイダイビングに挑戦したい!
――記事になると、実現するかもしれませんね。
萩原:もし、可能だったら文字の色を“濃いめ”でお願いします(笑)。
高橋:僕はヤンキー役、王道のラブストーリー、学園ものをやってみたいと思っています。プライベートではケーキを作りたいです。1からゼロまで。
萩原:1からゼロ? 解体するみたいなこと?(笑)
高橋:あ、間違えた(笑)。
Koki,:伝えたいことは分かります(笑)。
高橋:ゼロから100まで全部1人でミルクレープを作ってみたい。もし、作れたらお2人にお送りします。
萩原:誕生日が楽しみ!
高橋:間に合うかなぁ…。
萩原:ケーキのくだりも文字の色を“濃いめ”でお願いします(笑)。
◆取材・文=月山武桜
※Koki,の「o」は正しくはマクロン付きの「o」
ハースト婦人画報社
発売日: 2018/08/28