鈴井貴之“OOPARTS”第6弾の舞台が開幕「今回の舞台はOOPARTS史上一番の手応えを感じています」
「水曜どうでしょう」(HTB)の“ミスター”として知られる鈴井貴之によるプロジェクト「OOPARTS(オーパーツ)」の第6弾となる舞台「D-river(ドライバー)」が、2月5日に東京・サンシャイン劇場で初日を迎えた。今作は鈴井が作・演出、さらに出演も務め、キャストには渡辺いっけい、温水洋一、田中要次、竹井亮介、大内厚雄、舟木健(NORD)、藤村忠寿が集結。初回公演前にはゲネプロが行われた。
鈴井演出の特徴の舞台ギミックも健在
同作のテーマは「人間と人工知能“AI”の共存」。秘密裏に行われる自動運転実験をめぐり、メーカー、科学者、技術者、被験者といった個性豊かな登場人物たちの思惑が交差することで物語は進行する。
鈴井演出における特徴でもある幾何学的な舞台セットは今回も健在で、不規則に並べられた段差は可動式で、一部を切り離して車両を表現するギミックが観客の想像をかき立てる。さらに、ベテラン役者陣の見事なアンサンブルが笑いを誘い、コミカルな中にもメッセージを強く伝える内容となっている。
また、今回の劇伴はロックバンド・勝手にしやがれのドラムボーカルであり、鈴井と親交のある武藤昭平が担当。主要シーンで流れる書き下ろし楽曲は哀愁のあるギターフレーズが特徴的で、登場人物たちの背景や思惑をさらに色濃く映し出し、舞台を彩っている。
鈴井貴之 ゲネプロ後コメント
正直、今まで初日を迎えるのは緊張というか不安でしたが、強者ばかりのキャスト陣やスタッフの力もお借りし、今回の舞台はOOPARTS史上一番の手応えを感じています。
この後の本番も、皆さまの笑い声、大きな拍手をいただけるよう、オッサンたち(と若者1人)全力で努めさせていただきます。一緒に楽しい時間を作り上げましょう！ 劇場でお待ちしております。
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