旧制中学時代、野球に打ち込み「まだ最後の夏があらぁ!」「諦めん。甲子園も、あんこ(安子)も…」と思いを伝えずにいるうちに安子と稔は結ばれてしまい、雉真繊維で実業団野球を始めたあとも「進駐軍との試合に勝てたら、“アメリカ”に勝てたら…」と、安子に思いを伝えることを先延ばしにし、とうとう結ばれることはなかった。そんな勇からの「絶対、報われんぞ」の一言は重い。
視聴者からも「勇おじさんの『ぜってー、むくわれんぞ』勇ちゃんらしい!」「『カムカム』を見続けてきたからこそグッとくるこのセリフ!」「勇おじさんのこの言葉…説得力ありすぎ!!桃太郎にも教えたい!!」といった声が上がる盛り上がり。第95回では“勇ちゃん”がTwitterのトレンド入りを果たしたが、翌96回ではより年を重ねた“叔父さん”としての味わいが見え、“勇おじさん”で2日連続トレンド入りを果たした。
この回はほかにも、岡山のジャズ喫茶「ディッパーマウスブルース」のその後が描かれ、当時のマスター・定一(世良公則)の息子・健一を世良が、健一を演じていた前野朋哉が健一の孫・慎一役で登場したことも話題に。さらに、慎一が買ってきたおはぎの包み紙に「御菓子司 たちばな」の文字も。“安子編”につながるピースが随所に登場し、Twitterでは「定一さん」「健一さん」「世良さん」など関連ワードが続々とトレンド入りする反響となった。