“待ってました感”あるフレーズ「うまいでがんす〜」
両名とも広島出身で県内知名度が高いことに加え、時に広島弁も交えながらロケ先の人々の懐に入っていったことで早い段階から番組人気が定着。常に高視聴率を叩き出す広島を代表するオバケローカル番組となっている。
二人が食事をした時に発する「うまいでがんす〜」は、毎回拍手が起こるほど“待ってました感”があるフレーズであり、近年はコロナ禍で「マスク外す→食べる→噛みしめる→マスクつける→うまいでがんす〜」という流れになったため、より溜めが効いた感じになっている。ちなみに「がんす」は広島弁だが現在ではあまり使われない言葉らしく、アンガールズ自身も「元就。」以外では使ったことがないそう。
冠番組も決定…勢いがすごいアンガールズ田中
ところで、近時のアンガールズにおいては田中卓志の勢いがすごい。「有吉eeeee!」「そろそろにちようチャップリン」「所さんお届けモノです!」と田中の単独レギュラー番組が数多くあるのに加え、2022年4月からはついに冠番組「呼び出し先生タナカ」(フジテレビ系)が開始する。
しっかりと自身の武器を認識し、時にはキモキャラ、時にはインテリな部分と番組に合わせ的確に色が出せる田中。そしてその自己分析・自己プロデュース能力を生かし他人にもアドバイスする姿がテレビやYouTubeで評判となり冠番組につながった。とにかく今需要が高まりまくっている。
それに比べると山根にスポットライトが当たることは少ない。テレビにおける山根単独で目立った活動となると、クリス松村と「ラクダとカッパ」の曲を歌っていた頃にさかのぼるのではないだろうか。もちろん近時でも、子育てパパとしての側面を見せたり、自身のYouTubeチャンネルで筋トレをしたりするなど面白い取組をしているのだが、田中との相対感でいうと地味なことは否めない。