間違っていてもいいから思ったことはやってみよう
――今回の作品もヒロインという重要な役どころなので、特に注目度が気になるでしょうね。
気になりますね。それこそ原作のファンの方もたくさんいらっしゃると思いますし、私もファンの一人なので「盛り上がったらいいな」という思いが強いです。
――日比さんのTwitterでも反響をリツイートするなど、視聴者の方からの声に積極的に反応している印象がありました。
今までも出演したドラマや映画のタイトルで検索して、客観的にどう思われているのかなと調べることはたくさんあったんですが、それを自ら広めることはあまりやってこなかったなと思ったんです。それで今回はちょっと挑戦してみました。今までは自分の目の前のことばかりだったなということに最近気付いたので、「間違っていてもいいから思ったことはやってみよう」って。
――そうだったんですね。今回の作品で共演されている古川雄輝さんはどんな印象ですか？
現場ではすごくクールな印象なのですが、作品に対して思っていることは的確に監督やスタッフの皆さんに伝えていらっしゃって、自分もこんなふうになりたいなとすごく思いました。このシーンはきっとこうした方がいいと思うとか、自分が思っていることを伝えながらも相手の意見を柔軟に取り入れていた姿が、すごくすてきだなと思いました。
――撮影期間はあまり長くはなかったそうですが、撮影以外ではお話されましたか？
私、今回の現場で本当に反省しているんですが、とても人見知りしてしまったんです。それでなかなかお話ができない状態が続いたんですけど、段取りを決めていた時に「やりにくかったところはない？」「もっとこうしたいと思ったところはある？」とたくさん聞いてくださったので、すごく助けられました。
優しい監督や古川さんに甘えてしまったので、今回の現場を通して、自分の思っていることや気持ちをもっと表現して、ちゃんと伝えなきゃダメだなと改めて思いました。
私も本気の恋をしてみたい
――日比さんが、ナオの恋愛のように「一度でいいから本気でしてみたいこと」は何かありますか？
私も本気の恋をしてみたいですね。遊園地でデートをしてみたいです。なかなか人前で異性の方とデートはできないので、憧れではありますね。
――他人の目を気にせずにデートをしてみたいんですね。遊園地では何に乗りますか？
えー！ 絶叫系もいいですけど、ゆっくりとコーヒーカップに乗るのがいいですね。どれくらい距離を詰めて座ろうかドキドキしながら回したり。
――向かい合わず隣に座るんですか？
向かい合わず、かといって隣にも行けない絶妙な距離感にドキドキしてみたいです(笑)。
◆取材・文＝山田健史
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