俳優の日比美思が、電子コミック＆単行本も人気の話題作を実写化したドラマ「liar」の“もうひとつの恋の物語”を描くdTVオリジナルドラマ「liar～すれ違う恋～」に出演中。インタビューで「恋」について聞いてみた。
日比が演じるのは、猫のように不思議な雰囲気をまとった女性・ナオ。とあるバーで、東洋商社の営業6課課長・出野司(古川雄輝)と思いがけず出会う、謎のヒロインだ。
今作の見どころや共演する古川の印象、さらには「一度でいいから本気でしてみたい恋」の話題など、彼女にたっぷりと語ってもらった。
ナオは私が憧れるような女の子
――まず、今回のドラマの話を聞いた時の心境から教えてください。
とても切なくてかわいらしい物語だなと思いました。原作を読んでいたので、出演できることがすごくうれしかったです。今回のお話をいただく前に、デビュー12周年を迎えて心機一転したいなという気持ちで髪をバッサリと短く切ったんですが、ちょうどそのタイミングでこの髪の短いナオという役柄をいただいたんです。
物語の中に出てくる「星の王子様」という本が個人的にすごく大好きなこともあって、運命的なものを感じてしまいました。
――ナオという役柄についてはどのように感じましたか？
ナオはすごく自由奔放で自信があって、どちらかというと私が憧れるような女の子なので、最初は自分とあまり共通点がない役だと思ったんです。でも、監督は「自分の身近にはないような物語かもしれないけど、もしかしたら自分の身にも起こっていたかもしれない出来事だと思って演じてみて」と言ってくださって。
ナオは、好きではない相手と無理やり婚約をさせられそうになるんですが、「婚約するまでの短い期間だけでも、運命の人と出会って本気の恋がしたい」と思っているんです。
私も今はこうして好きなことを仕事にさせていただいていますが、ナオのように家族に反対されていたら今のようには仕事ができなかったかもしれないと思うと、すごく身近に感じました。そこから改めて台本を読み込むと、恋愛においても「好きな人の前だとうまく気持ちを伝えられないよな」とか、少しずつ共通している部分を見つけていくことができました。
