ことしの1月に特番として放送されたバラエティー「良かれと思って!」(フジ系)が、この春から待望のレギュラー化。“良かれと思って”というややおせっかいな言葉をキーワードに、毎回ゲストに対して愛のあるダメ出しや、文句、改善点などをぶつけていく。劇団ひとり、ハライチ・澤部佑、メイプル超合金・カズレーザーと共にMCを担当しているバカリズムに番組の手応えを直撃した。
――初回の収録を終えての手応えはいかがでしたか?
初回は(30分拡大のため)収録が長引いたこともあって、ゲストの方や時間帯によって内容に差が出てしまったような気がします。そこはちょっと反省しないといけませんね(笑)。僕らはすごく楽しかったですけど、内容が内容なだけに今後、ゲストの方が来てくれるのかどうかが心配。キャスティングの方は大変だと思います。
――番組は、MC4人による歯に衣着せぬ毒舌(?)トークが満載でした。
特番のときも面白かったので、またこの4人で一緒にやれるというのは単純にうれしいですね。ただ、この組み合わせになると、トークのときに誰も突っ込まないということが分かりました。何となく澤部くんがツッコミの役割なのかなと思っていたんですけど、僕らと一緒になってボケまくっていましたから(笑)。もう、“4ボケ”ですよ。暴走を止める人がいない。気付いたら僕が突っ込んだり、ゲストに対して失礼がないよう気を使ったりして。何だか不思議な現象が起きていました。
――4人のうちの一人が司会役を務めるというこのシステムはいかがですか?
僕が司会のときはそれなりに進行することを意識していましたけど、たまにというか、結構な割合で4対1の構図になっていましたから、ゲストの方はキツいですよね。まぁ、これからやっていく中で、それぞれの立ち位置や振る舞い方は変わっていくと思いますけど、結局はみんな好き勝手にやるんでしょうね。
――このMC4人に相対するこれから番組にやって来るゲストは、それなりの覚悟ということですね。
ホントに“良かれと思って”って言葉がなきゃいけないなと思いました。収録中に「これ、良かれと思って言ってる?」と感じる場面が多々ありましたから(笑)。でもゲストの方あっての番組ですし、来ていただかないと何も始まらない。僕らとトークをして、「楽しかったです」と言って帰っていただくのが一番です。
―最後に、今後はどんなゲストの方に来てほしいですか?
いろんなジャンルの方に来ていただきたいですけど、極力怒らない方がいいですね。心の広い人を希望します。それと、ゲストが“良かれと思って”考えてきた持ち込み企画も大歓迎! 僕らも気が楽だし、ゲストもある程度背負わないといけないからちょうどいいかも(笑)。
毎週水曜夜10.00-10.54
フジ系で放送