憧れの“T・Oさん”に会うために、出世を目指す麻理鈴
令和版ということで、第1話では、“コロナ年入社組”といわれる2020年入社の営業一課・大井(志田未来)の葛藤が描かれた。入社してすぐにリモートとなり、3年目となるも新入社員と変わらない自分の経験値にコンプレックスを抱いていた大井だが、麻理鈴の影響で初めての営業に挑戦し、仕事の手ごたえを感じることができた。
図らずも周りに影響を与えていく麻理鈴。実は、仕事を張り切るのには理由があった。入社前の研修中にクビになりかけたり、空き巣に入られたりと、どん底だったとき、スカイダイビングをすることに。そこで怖気づいてしまうが、「見たことない景色、見たくない?」と励まして一緒に飛んでくれた男性(向井理)に恋をしたのだ。
その男性は、麻理鈴と同じ会社に勤めていると明かしたが、手がかりはハンカチにあった「T・O」というイニシャルだけ。いつか会社で会える日を夢見る麻理鈴。
そんな麻理鈴に峰岸は「出世したらなんでも好きなことができる」と言った。麻理鈴は、“T・Oさん”に近づくために、「出世しちゃいます!」と宣言。そして峰岸は「出世するには、悪女(わる)になることも必要よ」とも告げるのだった。
今田演じる麻理鈴は、これからどんな“悪女”ぶりを見せてくれるのか。また、スカイダイビングのシーンで視聴者の心をつかんだ向井、麻理鈴に出世100か条を提案していくことになる峰岸のどこか謎めいた雰囲気を醸す江口にも注目だ。
次回、4月20日(水)放送の第2話では、麻理鈴が人事部に配属されることに。平成版で主演を務めた石田が人事課長役で登場し、新旧の麻理鈴の競演に期待が高まる。
◆文=ザテレビジョンドラマ部