ロードバイクレースを自転車のハンドルと俳優のマイムのみで表現する演出が衝撃を与え、“2.5次元舞台”の認知と人気を一気に広めるキッカケとなったのが、舞台『弱虫ペダル』…通称「ペダステ」だ。2012年の初演以来、数々の人気俳優を輩出してきた「ペダステ」が、10周年の節目に刷新。最新作ではこれまで演出を務めてきた西田シャトナーが脚本・総監督となり、長きにわたり総北高校のキャプテン・手嶋純太を演じてきた鯨井康介が演出を務めることが発表された。キャストも一新され、フレッシュな面々が新たな歴史に加わることとなる。そこで今回は、新生“総北1年生トリオ”である島村龍乃介(小野田坂道役)、砂川脩弥(今泉俊輔役)、北乃颯希(鳴子章吉役)に話を聞いた。この取材が初対面だという3人、歴史ある「ペダステ」に挑む今の心境は…?
うれしさとプレッシャーが入り混じる「ペダステ」出演
――まずはそれぞれ、「ペダステ」出演が決まったときのことを教えてください。
島村:うれしいというよりも、信じられないというか…どういう状況か把握できない状況でした(笑)。時間が経つにつれて、いよいよ「本当にやるんだな」と。今日、やっとお2人(砂川・北乃)とお会いできました。こうして取材も始まって“いよいよ”感がすごいです。
砂川:僕はずっと前からアニメの「弱虫ペダル」を見たいなと思っていて、休みの日にたまたま見始めていたんです。そのタイミングで「ペダステ」が決まって、運命みたいなものを感じました。キャラとしても今泉が好きだったので、完璧だなと(笑)。もちろんプレッシャーも感じましたが、うれしかったです。
北乃:僕も“うれしい”というのがやっぱり大きかったですね。「弱虫ペダル」のキャラで、もし演じるなら鳴子が一番やりたかったので。応援してくださる方や「弱虫ペダル」ファンの皆さんに見てもらえることが楽しみで、ワクワクします。
■舞台『弱虫ペダル』The Cadence!
【公演期間】
・東京公演(シアター1010):7月5日(火)~10日(日)
・大阪公演(COOL JAPAN PARK OSAKA TTホール):7月16日(土)~18日(月・祝)
【スタッフ】総監督・脚本=西田シャトナー/演出=鯨井康介/音楽=manzo
【キャスト】
島村龍乃介(小野田坂道役)、砂川脩弥(今泉俊輔役)、北乃颯希(鳴子章吉役)/山本涼介(巻島裕介役)、川崎優作(金城真護役)、滝川広大(田所迅)/高崎俊吾(福富寿一)、相澤莉多(荒北靖友役)、フクシノブキ(東堂尽八役)、瑛(新開隼人役)、中島拓人(真波山岳役)/パズルライダー監督:伊藤玄紀/パズルライダー:村上渉、田上健太、山口拳生
※川崎優作、高崎俊吾の「崎」「高」は立つ崎、はしご高が正式表記。
(C)渡辺航(秋田書店)2008/舞台『弱虫ペダル』製作委員会
東宝