原作の漫画やアニメで好きなシーンも三者三様
――皆さんは原作で好きなシーンはありますか?
島村:1年生のウェルカムレースが大好き過ぎて!昨日も読んでました。坂道がロードバイクに乗って、短期間で成長していく姿が大好きです。鳴子を抜かすシーンや、今泉と競るシーンも大好きですね。“坂道が来る”と信じている鳴子と今泉に応える坂道もすごいなと思うし。あれだけで1本の映画になるんじゃないかと思うくらい大好きです。
砂川:僕はまだアニメを途中までしか見ていないので、もしかしたらその先にもっと好きなシーンがあるかもしれないですけど、現段階では、小野田がさらっと秋葉原までの90kmを走っているところが好きです。みんなが信じられないみたいなリアクションの中で、ヒーメヒメ♪って歌いながら走っている。あれを見ると「主人公だな~!」と思います。
北乃:僕は鳴子が最初に登場するシーンが好きで。舞台でも、第一声で“鳴子です!”ってなるのがそのシーンだと思うので、稽古が始まって、本番の幕が開いても一番好きなシーンでありたいなと思っています。
――皆さんは今日が初対面だそうですが、お互いの印象はいかがですか?
島村:北乃さんはもう、会った瞬間から「あ!鳴子くん!」と。発言も鳴子だなって思うので、稽古も楽しみです。砂川さんは“お兄さん”って感じ。今泉はスンッとしてるじゃないですか。キャラクタービジュアルはそのまんまで「すごっ!」と思ったんですけど、どういうお芝居をされるのかイメージが湧かなくて、楽しみです。
砂川:頑張ります(笑)。颯希くんはインタビューを聞いていて、ふと出る関西弁が「まんまじゃん!」って。さっきピクッてなったところがあったんですよね。
北乃:べらべら喋るから、何喋ったか覚えてない!(笑)俺からしたら、普通に喋ってるだけなんやけど。
砂川:この「何喋ってるか」(という関西弁のイントネーション)とかも、まんまじゃないですか。龍くんはマジメな印象で、「だから坂道役ができるんだろうな」と思いました。逆に、2人は僕を見て戸惑ってるかもしれないです。「こんなフワフワしたヤツなんだ」って…。
北乃:(笑)。確かに砂くんは、今泉の役柄とギャップがありますね。だからこそ、役にハマったときが楽しみです。僕とかはめっちゃ分かりやすいと思うんですけど、砂くんはまだ見えないから。龍は年が離れ過ぎていて…僕は今年27歳で、大体真ん中のポジションになることが多かったので、これだけ離れている共演者は久々なんです。僕もそんなにお兄ちゃんになったんや…と(笑)。出身も一緒なので、地元の後輩みたいな感覚。稽古が楽しみです。
■舞台『弱虫ペダル』The Cadence!
【公演期間】
・東京公演(シアター1010):7月5日(火)~10日(日)
・大阪公演(COOL JAPAN PARK OSAKA TTホール):7月16日(土)~18日(月・祝)
【スタッフ】総監督・脚本=西田シャトナー/演出=鯨井康介/音楽=manzo
【キャスト】
島村龍乃介(小野田坂道役)、砂川脩弥(今泉俊輔役)、北乃颯希(鳴子章吉役)/山本涼介(巻島裕介役)、川崎優作(金城真護役)、滝川広大(田所迅)/高崎俊吾(福富寿一)、相澤莉多(荒北靖友役)、フクシノブキ(東堂尽八役)、瑛(新開隼人役)、中島拓人(真波山岳役)/パズルライダー監督:伊藤玄紀/パズルライダー:村上渉、田上健太、山口拳生
※川崎優作、高崎俊吾の「崎」「高」は立つ崎、はしご高が正式表記。
(C)渡辺航(秋田書店)2008/舞台『弱虫ペダル』製作委員会
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