「息子が介人くんになりたがってる」と言われると心配になる
──2月で「機界戦隊ゼンカイジャー」(テレビ朝日系)の放送が終わりましたが、終えた後はどのような心境でしたか?
「やりきったー!」という気持ちが一番大きかったですね。撮影が終わってからも東京・シアターGロッソでのヒーローショーがあったのですが、それも3月に終わり、あとは「機界戦隊ゼンカイジャー ファイナルライブツアー2022」を残すのみ。一つ一つのイベントが終わるたびに「『ゼンカイジャー』が終わってしまうんだな」「キャストのみんなと会えるのも残り少ないんだな」と思って寂しくなります。ライブツアーでは「ゼンカイジャー」という作品を愛してくれた皆さんに最大限の感謝の気持ちを伝えられたらと思っていますので、会いに来てくれたり、配信を見てくれたりしたらうれしいです。
──ヒーローを1年間演じましたが、ヒーローの自覚のようなものは芽生えましたか?
僕が演じたゼンカイザーは、カッコいいヒーローというよりも、みんなに寄り添うようなヒーローだったし、みんなに支えられてヒーローになったという感じで。むしろヒーローを実際に自分で演じてみて、さらにヒーローが遠ざかっていった感じなんです。だからヒーローショーなどで「息子が介人くんになりたいと言っています」と言われると、「お母さんから見てどう思いますか?」って聞いちゃいます(笑)。介人って、人間的にはすごく良い子だけど、突拍子もないことをするところがあるので(笑)。でも「介人くんみたいに優しい子に育ったらうれしいです」と言ってもらえたり、憧れてもらえるのはうれしいです。
何かを演じる楽しさを忘れずに、俳優を続けていきたい
──さらに現在は、同じく五色田介人として、「暴太郎戦隊ドンブラザーズ」(テレビ朝日系)に出演しています。
「ドンブラザーズ」に関しては、介人がどういうポジションなのか、まだ謎が多くて。だからこの先のことはわからないですが、ぶっ飛んだ戦隊だけど中身はシリアスという、アンバランスさが面白いなと思って演じています。あと、介人が「ゼンカイジャー」より人気になってうれしいですね。ちょっと複雑ですが(笑)。だって「『ゼンカイジャー』では思わなかったけど、カッコいいんだね」って言われるんですよ。「ゼンカイジャーでは思わなかったけど!」って!(笑) そんなところも注目してもらいつつ…この先、どんな展開になるのか、楽しみに見てもらえたらと思います。僕も楽しみです(笑)。
──では最後に、駒木根さん自身の俳優としての今後の展望を教えてください。
よく「ゼンカイジャー」のキャストのみんなと、誰かが映画やライブをやるときに「忙しくて見に行けない」となるくらいに、それぞれお仕事をがんばろうねって話をしています。僕個人としては、「ゼンカイジャー」で1年間同じ役をやらせてもらったので、今度はたくさんの役に触れていきたいですね。いろんな役に触れて、しっかり役をつかめるようになっていきたい。それこそ「ゼンカイジャー」のみんなとも別のところで共演してみたいですし。僕、あんまり将来を見据えるタイプではなくて。本当に俳優のお仕事が楽しくて続けているというのが大きいので、これからも何かを演じる楽しさを忘れずに、お仕事を続けていきたいです。
(取材・文/小林千絵)
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【東京】2022年5月3日(火)
2022年5月4日(水)
第1部 13:00~ / 第2部 14:00~ / 第3部 15:00~
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