坂口渚沙「霊感があったらなぁ(笑)」
そんな坂口は、事故物件情報を提供しているウェブサイトを運営する大島てる氏との対談を、事故物件となったマンションの1室で行った。坂口はホラーや心霊など怖いのが得意ということで、「こういうお仕事をしてないとできない経験だなって思いましたし、怖い話をする語り部さんの所にお話を聞きに行ったりしたいなって思っていた時だったので、この作品に出演できることが決まった時はうれしかったです。大島さんとの対談でもお話を前のめりで聞いてました(笑)」と撮影時を振り返った。
この作品への周りの反響については、「たくさん頂きました。『怖いのは苦手だけど、なぎちゃんが出てるから見てみたらすごく好きになった』っていう方も多くて、お話会でも“最近あった怖い話”とかをする機会が増えて、私的にはすごくうれしいです(笑)」と、好評だったと答えた。
さらに、「実は1回、上映期間中に自分でも見に行ったんです。(劇場で販売された)メンバーが作ったジュースを頼んで、特典のステッカーももらいました。作品を見ていたファンの方の反応をリアルに感じてきました」と明かした。
霊感については、「全くないんです。怖い話とかが好きとは言っているんですけど、『じゃあ、霊を見たことはありますか?』っていう質問をされると全く答えられなくて。ないものねだりなのかも知れないんですけど、『霊感があったらなぁ』って思いますね(笑)」と残念そうな表情を浮かべた。
行天優莉奈は「よく頑張ったなって」と自賛
坂口同様、「霊感は全くないです」という行天だが、「霊を見たことがないから怖いですし、超ビビリです」と、“怖いもの”への関心は坂口とは真逆。そんな行天は、都内で最恐と言われているスポットを、透視リーディングタロットで有名なミセス・ヒロコ氏と一緒に訪れる「心霊スポット体験ツアー」を行った。
「出発前に、そのツアーで撮れた心霊写真を見せられたんです。『こういう場所に行きます』っていう感じで。もう本当に最悪でした(笑)」と行天が振り返ると、「ガチな心霊写真で、螺旋階段のがすごく怖かった!」と、ホラー好きな坂口も怖さを感じたと話した。
撮影が行われたのは深夜。「そんな写真を見せられた後でしたし、本当に怖かったです。現地が怖かっただけじゃなくて、家に帰ってからも時間も遅かったですし、しばらく怖かったです。本当によく頑張ったなって、自分でもすごいと思いました(笑)」と自賛。
「ファンの方は私が心霊とか怖いのが苦手だと知っていたので、『よく頑張ったね』と言ってくれたり、リアクションとかを見て『適任だったね』とも言われました(笑)。なるちゃん(倉野尾成美)からも『適任だった! ぎょうちゃんのを見てほっこりした』って(笑)。ファンの方やメンバーからそういう言葉をもらえたので、『頑張った甲斐があったなぁ』って」と笑顔を見せていた。
特典映像も収録されたDVD「未成仏百物語~AKB48 異界への灯火寺~前編&後編セットBOX」(竹書房/税込6380円)は現在発売中。
◆取材・文=田中隆信
竹書房