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ゴリ、50歳間近の“ゴリエ復活”「葛藤はめちゃくちゃあった」ゴリエが今求められる理由は“ポジティブさ”

2022/05/14 08:30

ゴリ
ゴリ ※ザテレビジョン撮影

2000年代に一世を風靡したキャラクター「ゴリエ」が再ブレイク中のガレッジセール・ゴリ。近年は、本名の照屋年之名義で映画監督としても活動しており、先日には、本土復帰当時の1970年の故郷・沖縄を舞台にした児童小説「海ヤカラ」(ポプラ社)を出版した。そんな多彩な顔を持つゴリは今年の5月22日で50歳の節目を迎えるが、「50歳をきっかけにどんな仕事のオファーが来て、どういう配分の人生になっていくのか、今から楽しみ」と述べた。また、「この年齢になってゴリエをまたやるなんて考えてもいなかった」と言い、ゴリエの“復活”について「葛藤はめちゃくちゃあった」とのこと。しかし1カ月間のダンスの練習で臨んだゴリエ復活は、大きな反響を呼んだ。世間からゴリエが求められている理由について、「絶対にコロナの影響だと思う」と話し、「ゴリエの“前向きに生きる元気や気持ち”が、今の時代に求められているのではないか」と語った。

初の小説執筆に苦労“本当に地獄だった”「小説家ってエグい」


――はじめに、児童小説「海ヤカラ」のオファーを受けた時のご感想からお聞かせください。

僕は沖縄が日本へ復帰した1972年に生まれて、ずっと小さい頃から「復帰っ子」と呼ばれてきましたが、その意味もよくわからないまま大人になりました。でも、年を取るほどに沖縄の歴史的な背景を深く知るようになって。そういった中で、沖縄が日本に返還されて50年、僕も50歳を迎える節目の年に、ポプラ社さんから沖縄復帰50年に関する児童小説のオファーをいただき、何かの巡り合わせのように感じましたね。

――初の小説執筆でしたが、どのような苦労がありましたか。

一番の苦労は、映画製作とは違って、役者さんの演技やカメラが映す景色で逃げられないということです。登場人物の表情も美しい風景も、曇り空から降る雨も、すべて文字だけで表現しなきゃいけない。今回の小説の執筆にあたって2年かかったのですが、その期間、本当に地獄でした(笑)。「小説家ってエグい」と心の底から思いましたね(笑)。

“すごい快感だった”映画監督の初挑戦「作品ができた時の感動はひとしお」

ゴリ
ゴリ ※ザテレビジョン撮影


――映画では脚本もご自身で書かれていますが、それとは別物だったのですか。

セリフは書けるんですが、情景描写となると勝手が違うんですよ。細かく場面ごとの状況を伝えて、読んでいる人にその世界に入ってもらわなければいけないことが、これほど大変とは思いませんでした。自分がこんなにも表現する道具を持っていなかったのかと痛感しましたね。

――そもそも、映画監督になったきっかけは何だったのか教えてください。

吉本興業が2006年頃に芸人50人に短編映画を撮らせるプロジェクトを立ち上げたことがあって。その時に、僕が日芸の映画学科出身ということで「ゴリも撮ってみないか?」というオファーが来て、引き受けたことがきっかけでした。それまでコントしか書いたことがなかったところから、初めて脚本を書き、演出・編集して15分ほどの作品を作ったのですが、やっぱり作品ができた時の感動はひとしおで。すごい快感でしたね。(コントのキャラクターの)落武者を生み出したときもかなりの快感で、閃いて夜中にディレクターに電話したのを覚えています(笑)。

下に続きます
海ヤカラ (ポプラ物語館 88)
海ヤカラ (ポプラ物語館 88)
照屋 年之 (著), とろっち (イラスト)
ポプラ社
発売日: 2022/04/27
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