「レッドブリッジ」で共演した3人は、大切な仲間になりました
――大輝と海斗は、生まれながらの環境に恵まれなかったキャラクターでもあります。最近では“親ガチャ”という言葉もありますが、この作品を通して、改めて自身が置かれた環境について考えることなどはありましたか?
大倉:海斗は、ろくにご飯も食べさせてもらえず盗むしかないという環境で、“親ガチャ”という言葉に当てはめるとしたらハズレなのかなと思います。自分の両親は小さい頃から愛情をもって接してくれて、今でも甘やかしてもらっていますが、誰しもがそうではないという忘れがちな現実を改めて感じましたし、だからこそ、自分の両親への感謝を一段と感じるようになりました。
豊田:僕は割と、自分の置かれている状況が普通であり当たり前だとは思わず生きてきたんです。例えば、学生時代に「あの子はちょっと変わってるから仲間外れにしよう」みたいなことが起きた時、自分と違うからって省こうとするのではなく、一緒に生活するにはどうしたらいいんだろう?という考え方をするのが大切なんじゃないかなって。みんながその目線を持てたら違う世の中になるんじゃないかな、という思いがあったので、この作品もそういう目線で見てもらえたらと思いますし、大輝という役に巡り合えて嬉しいです。
――それでは最後に、お2人にとっての、劇中の4人のような仲間を教えてください。
大倉:やっぱり、「原因は自分にある。」のメンバーです。同じ壁を一緒に手をつないで登って、同じ方向へ向かうために話し合いをしながら、メンバー7人の関係もどんどんいい形になってきて、今がベストの状態。もっともっと上がっていくんだろうなと思うと楽しみですし、苦楽を共にしてきたからこそ、ずっと一緒にいたいなと思います。この6人とならなんでも乗り越えられる気がする、そんな存在になりました。
豊田:僕は高校時代にバスケをやっていて、寮生活をしていました。チームのみんなで学生時代を、同じご飯を食べて同じところで生活して、っていう日々だったので、その時の仲間とは今でも仲が良いですね。そこで出会った親友が就職を機に上京してきたので、たまに会ったりもしています。あとはやっぱり「レッドブリッジで」一緒になった4人も、大切な仲間になりました。一緒にいたいなと思いますね。
豊田裕大 大倉空人 兵頭功海 松尾潤
木田佳介 菅原健 上野鈴華 葵うたの 高橋綾沙 中屋柚香 髙橋里恩
手島優 川瀬陽太
監督・編集:山嵜晋平 脚本:山本甲斐
主題歌:「産声ひとつ」フラワーカンパニーズ(株式会社フラワーカンパニーズ/チキン・スキン・レコード)
制作プロダクション:コギトワークス 製作・配給:BBB
(C)2022BBB
「レッドブリッジ ビギニング」
豊田裕大 大倉空人 兵頭功海 松尾潤
菅原健 山下幸輝 / 小野寛幸 村井崇記 伊芸勇馬 / 葵うたの 都丸紗也華 Lyra / 手島優 木田佳介
監督・編集:山嵜晋平 脚本:中野太
制作プロダクション:コギトワークス 製作・配給:BBB
(C)2022BBB
6月4日(土)より池袋HUMAXシネマズにて同時公開