「Paradox Live」パシフィコ横浜ライブレポート 梶原岳人、花江夏樹、諏訪部順一ら総勢26名が熱唱
ここからはついに、昨年参戦したばかりの新チームが初登場。トップを飾ったのは、崖っぷちからの再起を誓う4人組アイドルユニット・VISTY(中島ヨシキ、伊東歌詞太郎、住谷哲栄)。初のお披露目となった衣装でステージに立ち、ステラ(ファン)に寄り添うような楽曲「For my Stella」では、ファンと一体になり、王道アイドルさながらのポップな振付を披露。
VISTYのトレードマークとも言える“ハート”のポーズで曲を終えると、雰囲気がガラッとかわり、一気に重厚でゴシッククラシカルなムードに。荘厳な風格で登場したのは、抗うもの全てを屈服させる財閥主従ユニット・AMPRULE(井上麻里奈、置鮎龍太郎)。
「Do as I say」で、井上から一歩ひいた立ち位置で歌唱する置鮎の姿は、燕東夏と白忠成の関係性そのもの。2人の世界観に引き込まれたかと思うと、激しいギターリフと体に響くベース音ド派手な爆発音とともに現れたのは、監獄からやってきたアウトロー4人組ユニット・獄Luck(バトリ勝悟、立花慎之介、小林千晃)。
アップテンポかつ攻撃的なラップが魅力の「STRONGER」で会場のボルテージをさらにあげていく。新チームラストは圧倒的天才が率いる正体不明の3人組ユニット・1Nm8(天月、北村諒、千葉翔也)。真っ白な衣装に身を包んだ3人が「Break Outta Here」で高難易度のラップを披露。
1Nm8は「幻影ライブを終わらせる」ことを目的とし、他チームとは志がことなるユニット。他チームとは一線を博す彼らは、リアルライブでも高い歌唱力と唯一無二のオーラを放ち、登場から一瞬で独自の世界へと聴衆を導いた。
全8チームが集合したMCパートでは、新チームを見守る舞台無頼裏のこぼれ話も飛び出した。悪漢奴等が獄Luckに対して、「獄Luck…パフォーマンスやべぇな」と思わずコメントしながら見守るなど、7月から開幕する次なるステージバトルの対戦チームを意識する姿も見られ、新チームの初出演とは思えないハイクオリティのパフォーマンスにキャスト陣も大盛り上がり。それぞれ1曲のみのパフォーマンスの中、しっかりと観客の心に爪痕を残し、ラストスパートへ。
「Takin' Over/cozmez(小林裕介、豊永利行)」「Life Is Beautiful/The Cat's Whiskers (竹内良太、林勇、花江夏樹、寺島惇太)」「ROWDIEZ -悪漢奴等 Wanted Vibes-/ 悪漢奴等 (近藤孝行、志麻、土岐隼一、畠中祐、矢野奨吾)」「F△Bulous/BAE (梶原岳人、96猫)」4曲を間髪入れずに披露。
最後は、4チームがフル出演する「Rap Guerrilla -Paradox Live All ARTISTS-」(梶原、96猫、竹内、林、花江、寺島、小林、豊永、近藤、志麻、土岐、畠中、矢野)を熱唱。ソロバースパートではライブならではのアレンジを織り交ぜ、それぞれの音楽でぶつかり合い、最高のボルテージで昼公演は幕を閉じた。
エイベックス・ピクチャーズ
発売日: 2022/07/27
エイベックス・ピクチャーズ株式会社(Music)