幼いルークを見つめる姿にジーン…
今作でのオビ=ワンは、まだ幼いルークの姿に、幼い頃のアナキンを重ねて安寧を得るように遠くから見つめている。それはつかの間の平和なひとときで、往年の「スター・ウォーズ」ファンの胸は感動でいっぱいになっただろう。
「ジェダイの時代は終わったんだ」と戦う気力も失っていたオビ=ワンだが、友人から「娘が誘拐された」と聞く。娘というのは、アナキンと結婚した後に亡くなったパドメ・アミダラがこの世に残したルークの双子の妹・レイアだった。
誘拐されたレイアを捜し出すという目的ができて、オビ=ワンは再びライトセーバーを腰に装着して立ち上がった。
第1話を見れば、オビ=ワンというキャラクターがどんな人物であり、どんな葛藤を抱えて生きてきたかが分かる。幾重にも連なった人間ドラマの知られざる歴史を、このドラマ内でしっかりと描ききるという気迫も感じられる。「スター・ウォーズ」初心者にも親切な導入なのではないだろうか。
第2話では待望のアクションシーンが!
今作も「スター・ウォーズ」ならではの、迫力満点のアクションシーンや、かわいらしく人工知能を持つロボット“ドロイド”、謎のインパクトある姿形をした宇宙生物たち等、深く考えなくとも楽しめる要素も健在である。
第2話ではアクションシーンが冴えていた。例えば、ジェダイ狩りをする尋問官からオビ=ワンが逃げるシーン。
ネオンが輝く色とりどりの夜の街中で、必死に逃げるオビ=ワンの行方に賞金がかけられ、存在感を消しながら逃げていくわけだが、尋問官たちから執拗に追われる。
オビ=ワンがやっと見つけ出したレイアも、彼のことを心から信じているわけではないという状況で、オビ=ワンはレイアを守りながら走って逃げきらなくてはならない。
ビルの上での銃撃シーンや、尋問官のひとりサード・シスターがビルの屋上を飛び移りながら猛スピードで駆けてオビ=ワンを追いかける場面は、「スター・ウォーズ」にアクションシーンを求めているファンが胸を熱くしただろう。
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