杏ジュリア「昔の気持ちを思い出しながらこの曲を聴いてほしいなって思います」
「Memories」は、自分の感情を天気に例えているところがすごくいいなと思っています。初めは「明日の天気すら知らないままでいい 今日が晴れたらそれでいい」って歌詞から始まって、途中で「ねぇ 明日は雨模様」に変わるんですけど、多分新しい環境になったり、いつもの当たり前の出来事が終わっちゃったりして、ちょっと暗い気持ちになってるんだと思うんですよ。
その後は「ねぇ 君はどう?」って語り掛けるようなフレーズから、「あの頃みたいにさ 気にもしないでさ きっと晴れるって笑っているかな」って続くんですけど、こうやって天気に例えられているところが、気持ちを想像しやすくてすごくいいなと思いました。
あと、春のツアーで初披露したとき、ステージの後ろに今までのとき宣の懐かしい写真から最近の写真まで、いろいろ映し出されていて。4月だったので、私も高校を卒業して寂しいなっていう気持ちとか、楽しかったこと、怒られたこと、いろいろ思い出しながら歌っていました。皆さんにも昔の気持ちを思い出しながらこの曲を聴いてほしいなって思います。
この曲は“大切な思い出って色褪せないし、いつまでもずっとなくならないんだよ”って言ってくれているような気がして何か安心した気持ちになれて、そこがこの曲で一番好きなポイントだったりします。