「愛してるって言っておくね」が唯一のセリフ
この作品は「マッチ度87%」みたいな感じで、ずっとNetflixのオススメ欄に出てたんです。私が好きなの、バレてますね(笑)。それでずっとお気に入りに入れたままだったんですけど、概要だけだとどんな作品かはわからなかったので、見るのを後回しにしてて…。最近ついに見てみたら、是非皆さんに見てほしい!と感じる作品だったので、紹介させていただきます。
ジャンルとしてはヒューマンドラマの作品で、学校の銃乱射事件で娘さんを亡くしてしまった家族の物語。セリフは一切なくて、ずっとアニメーションだけで進んでいくんですけど、題名にもなっている「愛してるって言っておくね」という言葉だけ、最後の方に出てきます。このセリフが出てくる状況やタイミングがわかると、よりタイトルにも深みを感じられるんです。
タイトルの意味がわかるシーンは、号泣必至です
作中ではお父さん・お母さん・娘さんの影みたいなのが描写されていて、娘を亡くしてから会話もなくなって心がすれ違っている現実世界の両親を気にしていたり、銃乱射事件が起きてしまう日も、両親の影が娘に「行っちゃだめ!」って守ろうとするんですけど、見えてないので登校してしまうんですね。
そして銃乱射事件の犯人が学校に来て、みんなが撃たれていく様子を見ながら「私も死んじゃうかもしれない」と思った時、最後に両親に送ったメッセージが「愛してるって言っておくね」だったんです。そのセリフが出てくるシーンは、本当に「今伝えなきゃ!」っていう必死な気持ちが伝わってきて、号泣してしまいました。