モン吉に『ゴメンだけど、ちょっと海へ行ってくれ』とお願いして歌詞を書いてもらったり(笑)
――今回、新作としてニューシングル「ROUTE 16」がリリースされます。まず、タイトル曲の「ROUTE 16」は青春時代に仲間と過ごしたかけがえのない夏を歌い、それは今も忘れず続いているんだというメッセージがこめられていますが、どういったコンセプトからスタートしたんですか?
加藤「ファンクラブ用の撮影で、僕らが若いころ頻繁に通っていてお世話にもなり、今の事務所を紹介してくれた恩人でもある横浜CLUB LOGOSの店長に会いに行ったんです。そこで当時の話をしていたらいろんな思い出が蘇ってきて。楽しいだけじゃなく、しんどい思い出も多かったけど、時が経てばそれすらもキラキラしていて。この感じを曲に残したいと思ったんです」
モン吉「トラックに関しては、何曲か候補があって、全部にメロディーをつけてみた結果、いちばん良かったモノをピックアップして作り始めました。ただ、最初はトラックもポップス寄り、自分たちの声もまるっきりポップスだったんで、そこを上手いバランスにしたいなと、詰めていきましたね」
――ファンモンがこれまで歩んできた物語が投影されている歌詞ですが、お気に入りのフレーズはどこになりますか?
モン吉「1番のBメロの歌詞ですね。横浜CLUB LOGOSが思い浮かぶというか、一発であの景色が出てきますから。あと、<何かが終わりそうな気がして いつまでも帰りたくなかった>という花火の描写も好きです。みんなが見てるであろう景色ですから」
加藤「最初、“僕ら寄り”過ぎるかなというところもあって、途中から軌道修正したんです。モン吉に『ゴメンだけど、ちょっと海へ行ってくれ』とお願いして歌詞を書いてもらったり(笑)。やっぱり、自分たちだけの歌になっちゃうと意味がないなと思って。みんなの夏の思い出に寄り添えるというか、思い返してもらえないと」
FUNKY MONKEY BΛBY’S
収録曲●ROUTE 16 /ラグソング
写真左からファンキー加藤=1978年12月18日生まれ、東京都出身。モン吉=1979年2月17日生まれ、東京都出身。2004年DJケミカルと共に2MC1DJの3人グループで前身のFUNKY MONKEY BABYSを結成。数々のヒット曲を生み出し「紅白歌合戦」(NHK総合ほか)、「輝く!日本レコード大賞」にも出演し、各賞を受賞。2013年6月に東京ドーム公演にて解散。2021年3月に一夜限りのフルメンバーで再結成し、同月ファンキー加藤とモン吉の2人で“FUNKY MONKEY BΛBY’S”と改名し再始動
公式HP
https://www.funkymonkeybabys.com/