7月8日、都内で映画「破戒」 初日舞台あいさつが行われ、間宮祥太朗、石井杏奈、矢本悠馬、前田和男監督が登壇。作品への思いや七夕の願い事について語った。
島崎藤村による同名小説を60年ぶりに映画化
同作は、島崎藤村による同名小説を60年ぶりに映画化した作品。
自らの出自に苦悩しつつも、最後にはある告白をする主人公・瀬川丑松を間宮が務め、丑松に恋心を寄せつつも、なかなか思いを告げられない控えめな女性・志保を石井が、悩める丑松を支える親友・銀之助を矢本が演じる。
「シンプルに良い映画だと自分の出演作に思える喜びを教えてくれた」
登場した間宮は、「公開できて幸せな気分です。満員の客席を見られてとてもうれしいです」とコメント。
2021年の8月に行われたという撮影を振り返りつつ、自身が演じた丑松という役柄と作品について「とても大事な役であり、抱えているものからくる重圧を感じていたんですけれども、シンプルに良い映画だなって、自分の出演作品に対して思えることの喜びを教えてくれた作品でもありました」と語った。
石井も「ちょうど一年前に撮影をして、最近暑い日々が来る度に『破戒』の撮影を思い出していました。初日を迎えられてうれしく思います」と笑顔を見せた。
前田監督は、上映後の舞台あいさつということで「間宮さん、美しかったですよね? 石井さん、毅然としてかっこよかったんじゃないですか? 矢本さん、泣かせてくれましたよね」と呼びかけた。会場から大きな拍手があふれると「皆さんのおかげで良い映画になったと思います」と話した。