異世界から帰ってきた“おじさん”
7月より新しくディズニープラスで配信開始されたラインアップの中にも“異世界”ものがいくつかあるので、その中の注目作品を紹介しておこう。
まずは「異世界おじさん」(毎週水曜配信中)。タイトルからしてギャグ色が強いのは想像できるが、17年間、昏睡状態だった叔父が目覚め、甥のたかふみが病院を訪れるところから物語は始まる。叔父のせいで家族が大変だったことから、三行半を突きつけようとするが、叔父は異世界“グランバハマル”で過ごしていたと聞き、しかも現実世界に戻っても異世界での特殊な能力が使えることが分かり、異世界から帰ってきたことを確信。「叔父の力をお金に変えられるのでは」ということで、YouTubeに動画をアップして稼いだりするところはリアルで、笑いの要素も多い作品だ。
「転生賢者の異世界ライフ〜第二の職業を得て、世界最強になりました〜」(毎週土曜配信中)は、ブラック企業の社畜・佐野ユージが異世界に召喚され、そこで“テイマー(魔法使い)”という職に就く。テイマーから冒険者になるのは難しいとされているが、ユージは仲間にしたスライムのおかげでいろんな魔法を使うことができ、第二職業の“賢者”を手に入れることに成功。圧倒的な力を得ながらも、本人は無自覚というところがこの作品の面白いところ。
さらに、7月17日から配信が始まった「異世界薬局」(毎週日曜配信中)。世界トップクラスの薬学研究者の薬谷完治は、目を覚ますと宮廷薬師の名家ド・メディシス家の次男、ファルマ・ド・メディシスとして転生していた。持っていた能力に加えて、転生後に“神術(しんじゅつ)”という能力も得て、その力で多くの人を救おうと奮闘する。能力が高い者がさらに特殊な力を持ち、世界のためにそれを使うというのは、見ていてスカッとする気分になれるのでオススメだ。
異世界ものに引かれるワケ
現実世界でいわゆる“平凡な日常”を過ごす人の中には、何かの拍子に自分が特殊能力を身につけ、大切な人を守ったり、たくさんの人を救ったり、世界から注目を集めたり…“非現実”の世界を体験したい、という人も多いのだろう。世界との距離が近くて遠い、こんな時代だからこそ、日常と非日常のギャップが一度に楽しめる異世界ものに引かれるのかもしれない。
もちろん一口に“異世界”といっても、それぞれの作品で設定などが異なっているので、作品数が増えても飽きがこない。興味を持った方は“異世界”をキーワードに検索して、いろんな作品を見比べてみることにも挑戦してもらいたい。
◆文=田中隆信
https://www.disneyplus.com/ja-jp/series/uncle-from-another-world/
▼【公式】Disney+で「転生賢者の異世界ライフ〜第二の職業を得て、世界最強になりました〜」を見る
https://www.disneyplus.com/ja-jp/series/my-isekai-life-i-gained-a-second-character-class-and-became-the-strongest-sage-in-the-world/
▼【公式】Disney+で「異世界薬局」を見る
https://www.disneyplus.com/ja-jp/series/parallel-world-pharmacy/
■【公式】Disney+(ディズニープラス)
https://disneyplus.disney.co.jp/
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■作品公式サイト
異世界おじさん:https://isekaiojisan.com/
転生賢者の異世界ライフ:https://tenseikenja.com/
異世界薬局:https://isekai-yakkyoku.jp/
スクウェア・エニックス
発売日: 2018/09/13