黒島結菜がヒロインを務める連続テレビ小説「ちむどんどん」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか※土曜は月~金曜の振り返り)。放送中の第15週「ウークイの夜」で仲間由紀恵演じるヒロイン母・優子の若き日を演じているのは、同作が連続テレビ小説3作目の出演となる優希美青。穏やかだが芯の通った優子を落ち着いたたたずまいで演じ、7月20日の初登場回放送後にはYahoo!検索ワードランキングで「優希美青」がトップ10入りするなど注目を集めた。(以下、ネタバレがあります)
3つの場所で語られた“賢三の面影”
同作は、ことし本土復帰50周年の節目を迎えた沖縄を舞台に描かれる、料理に夢をかけたヒロイン・暢子(のぶこ)とその家族の物語。暢子の母・優子(ゆうこ)を仲間が、父・賢三(けんぞう)を大森南朋が演じているほか、兄・賢秀(けんしゅう)を竜星涼、姉・良子(りょうこ)を川口春奈、妹・歌子(うたこ)を上白石萌歌が務めている。
20日放送の第73回では、沖縄のお盆にあたる“ウークイ”の夜に、帰省した暢子と賢秀、そして良子と歌子がそろって、優子から戦争当時の物語を聞くエピソードが描かれた。
そして同じ頃、東京の「フォンターナ」では房子(原田美枝子)が二ツ橋(高嶋政伸)に、鶴見の「あまゆ」では三郎(片岡鶴太郎)が田良島(山中崇)に、それぞれの記憶の中の賢三の思い出を語って聞かせていた。やんばる、東京、鶴見という三つの場所とそこに存在する人々の心が一つになって故人をしのぶ、“ウークイ”らしい演出だ。
桜田通は賢三役に向け三線も練習
そして、登場人物たちが思いを馳せた一組の夫婦、優子と賢三の若き日を演じたのが優希美青と桜田通だ。