じゅねすの休日。/学芸大青春のジュネッセンス!!【「ジュネス寮の日常」from 南優輝】
「2次元と3次元を行き来する」というコンセプトを掲げ、楽曲やライブパフォーマンスを届けているダンス&ボーカルグループ、学芸大青春(ガクゲイダイジュネス)。音楽・料理・故郷・趣味・日常――メンバー5人それぞれの「センス」と「エッセンス」を、毎週連載コラム「学芸大青春のジュネッセンス!!」でお届けします。
朝からこんなにワクワクする撮影は久しぶりだ。そう、今日は2ndミニアルバム『君と僕の唄』の特典映像「じゅねすの休日」の撮影日なのだ。
他のメンバーもどうやら朝から浮かれているようだった。着ていく服をずっと迷っている将綺、すでにサッカーボールを腕に抱えながら準備している陽介、いつもとはうってかわって既に準備を終えている勇仁。でも、この3人を差し置いて実は1番浮かれていたのは、普段は1番ローテンションな蓮だった。
寮を出て最初のロケ地に到着した。
「Fー1リゾート秩父」という所で、なんとここではゴーカートに乗ってサーキットを走るレース体験ができるのだ。どおりで、カーレースのゲームが昔から好きな蓮が浮かれているわけだ。散々服を迷っていた将綺は、自慢げにレーシングジャケットを羽織っていた。どいつもこいつも気合いが入りすぎだ。
撮影前にちょうど別のお客さんがレースをしていて、その方たちがとても上手で、しかも予想していたよりもはるかにスピードが速かったので、ますます僕たちの期待は高まった。
それぞれテスト走行を楽しんだあと、5人でレースをしてここでの撮影は終了。結果は、張り切ってレーシングジャケットまで着てきた将綺が最下位だったのだが、カメラが止まった後もその日の夕方ぐらいまで少し落ち込んでいた。うまく出来なかった自分に凹んでいる将綺が、あまりにも将綺らしくて、笑ってはいけないと分かっていても微笑ましくて笑ってしまいそうだった。
ちなみに、プロデューサーの杉沢さんとマネージャーさんの村沢さんは、レースの順位予想をして楽しんでいたようで、将綺を上位予想していた村沢さんも将綺と一緒に少し凹んでいた(笑)
次のロケ地は、トレーラーハウス付きのバーベキュー場。
着くや否やスタッフさんが準備している間に将綺と陽介がサッカーボールで遊び始めた。入りたくてたまらなかったが、まだ買ったばかりの真っ白なエアフォースワンを履いてきてしまった僕は、どうしても靴を汚したくなくて泣く泣く我慢。だが、蓮も勇仁も加わり4人で遊び始めたのをみて、その理性はどこかへ行ってしまった。おかげさまで今履いている僕のエアフォースワンは、もう一年は履いているぐらいの年季が入っている。
その後も撮影は順調に進み、休憩時間も陽介・将綺と綺麗な桜の前でTikTokを撮ったり、勇仁・蓮とボードゲームを楽しんでいるうちに、気付けば撮影も終了。片付けをするスタッフさんに焼いたお肉を差し入れしたり、撮影で余ったお酒やジュースを飲みながらメンバーと話していると、蓮の姿が見当たらない。
席を立ってあたりを探すが見つからず、いったんトレーラーハウスに荷物を取りに帰ると、ベッドで気持ちよさそうに寝ている蓮がいた。
そっと布団をかけてみんなの元に戻る僕。あの蓮が、気が抜けて寝られるぐらい楽しい一日だったのかなと思うと、なんだか僕が嬉しくて心が温かくなった。
「じゅねすの休日」…といえどお仕事だったが、たまには5人で気を抜いて丸1日遊ぶのもいいなと思った。
いくつになっても5人でこんな一日を過ごせたら幸せなんだと思う。そんな1日だった。
https://ddnavi.com/serial/junessence/
◆学芸大青春(ガクゲイダイジュネス)プロフィール◆
2019年9月2日に始動した、ダンス&ボーカルグループ。メンバーは内田将綺、相沢勇仁、星野陽介、仲川蓮、南優輝の5人(写真左から)。2022年3月時点で、デジタルシングルを14タイトル、シングル1枚、フルアルバムを2枚発表している。最新リリースは、6月22日発売の2ndミニアルバム「君と僕の唄」。9月23日にグランキューブ大阪、10月8日に東京・LINE CUBE SHIBUYAで3周年記念ライブを開催する。
公式HP
https://gjunes.com/