21歳になっても、特別な気持ちは何もない
父を失った新は、復讐(ふくしゅう)心を原動力に突き進む。平手自身のリベンジしたいことといえば?
「海外に行きたいです。元々あまり行ったことがなかったのですが、コロナで全く行けなくなってしまったので…。だから今は行けるならどこでも行ってみたい。やっぱりずっとアウトプットしてばかりだと自分が空っぽになってしまう感じがするので、海外でいろいろとインプットしてみたいです」
撮影中に21歳の誕生日を迎え、また一つ大人の階段を上った平手。だが、根っこの部分は変わらない。
「いくつになったからどうというのを考えたことがなくて。だから、21歳になったからといって特別な気持ちは何もないんです。誕生日当日も撮影が休みだったので、特にやることもなく、ずっと家の中にいました」
いつまでも“てち”は“てち”のまま。その唯一無二の感性で自分だけの道を切り開いていく。
取材・文=横川良明