女性ボーカルグループ・et-アンド-、“話し合い禁止”で作詞に挑戦した新曲『夏海月』を語る「“四者四様”に違って面白いなと思いました」

7月に配信シングル「夏海月(なつくらげ)」をリリースした4人組女性ボーカルグループ・et-アンド-。同楽曲はメンバー4人全員が作詞を担当し、新たな夏を迎える期待感に眠れない夜を過ごす女の子の気持ちをクラゲに例えて描いた楽曲となっている。
今回はそんな新曲について、et-アンド-の4人にインタビュー。4人で1つの楽曲の詞を書き上げた感想や、神奈川・新江ノ島水族館で行ったMV撮影、さらに9月から始まる東名阪ツアー「treat tour 2022」などについて話を聞いた。
“四者四様”の歌詞にも注目のサマーソング
――既に配信は始まっていますが、改めて今作「夏海月」がどんな楽曲になっているか教えてください。
栗本優音:夏って暑くて眠れなかったりして、夜更かししがちだと思うんですけど、そういう夜に眠れない女の子たちのワクワク感、例えば友達と寝落ち通話をしたりだとか、コロナ禍で何もできなかった時期とは違う新しい夏への期待が感じられる楽曲です。
野島樺乃:初めて4人で作詞に携わった楽曲で、それぞれ自分のパートを作詞しています。サビだけは全員で書いて、良いところを組み合わせて、いつも作詞をお願いしているケリーさんに手助けしてもらいました。
音源を頂いたときに「夏っぽい感じ」って伝えられていたんですけど、イメージが大まかだった分、各々が見ている夏のイメージとか、女の子の過ごし方とかが本当に“四者四様”に違って面白いなと思ったので、歌詞にも注目して聴いてほしいなと思います。
――1曲を4人で作詞するうえで、決め事みたいなものは作ったりしたんですか?
モラレスきあら:逆に“話し合い禁止”になっていて。1人1人の個性を出すために、話し合いはせず、出来上がるまでお互いどんな詞を書いたのか分からないっていう状況でした。
山崎カノン:聴いてくださったファンの方々は「みんなそれぞれの個性が出てるよね」って言ってくださっていますし、私も「みんなこういうふうに思ってたんだ」って改めて気付けたというか、すごく面白いなって思いました。
――新江ノ島水族館で行ったMV撮影はいかがでしたか?
モラレス:Vlogみたいな、本当にオフみたいな映像が1曲にまとまっていて、すごくいいなって思います。
山崎:4人の夏旅行みたいなオフ感というか、ありのままの素の私たちを見せられているかなって思います。
栗本:「夏海月」なので、新江ノ島水族館のクラゲコーナーをメインに撮ることになっていたんですけど、かわいいクラゲいっぱいいて本当にきれいでした。どれがお気に入りのクラゲとか、撮影が終わった後に話したりしました。
――秋冬にも1曲ずつリリースがあって、冬にはそれらを含めた2nd EPをリリースすることも発表していますが、制作の状況はいかがですか?
野島:またみんなで作詞をしていたりと絶賛制作中で、意見もこれからまだまだ出せると思いますし、せっかくこうやって2nd EPをリリースするって発表しているので、ファンの方々の「こういう曲を聴いてみたい」とか、そういう意見も取り入れながら制作に挑めたら、それも楽しいかなって思います。
栗本:「花心」「夏海月」とポップな楽曲が続いたので、秋冬はちょっと落ち着いたバラードもいいかなって思いますね。