アニメ「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかIV 新章 迷宮篇」(毎週金曜日深夜1:05、TOKYO MXほか)の第3話「寄生(ヤドリギ)」が8月5日に放送された。通称「ダンまち」で知られる本作は、大森藤ノによるライトノベルを原作とし、迷宮都市オラリオとその地下に広がるダンジョンを舞台に繰り広げられる冒険ファンタジー。オラリオにやって来た少年ベル・クラネルは、そこで女神ヘスティアと出会い、彼女のファミリアに入団する。冒険者としてダンジョンに挑む日々の中、様々な出会いを経て成長を遂げてゆく。(以下、ネタバレが含まれます)
あの人のように強く！一途な思いで挑戦を続けるベル
今回で第4期となる「ダンまち」シリーズ。未知のダンジョンに挑む冒険ロマン、RPGテイストのあるファンタジー世界、愛着の湧くキャラクターなどファンを惹き付けるポイントは幾つもあるが、1つ大きな柱を挙げるとすれば、純粋さの上に成り立つ主人公ベルの強さにあるだろう。
剣姫アイズ・ヴァレンシュタインに一目惚れしたことから強くなりたいと願うようになり、ボロボロになりながらも神様(ヘスティア)や仲間のために困難に立ち向かい、道を切り開いていく。一途な思いで冒険と挑戦を続けるベルの姿は共感を呼ぶところで、第3話はそんなベルの強さと魅力が発揮される回だった。
モスヒュージ強化種に襲われ、仲間たちと分断された上に下層に落とされたベルは、エイナから忠告されていた下層最速のモンスター、イグアスの大群と遭遇する。しかし、仲間がいないたった1人の状況でベルが取ったのは、真っ向から迎え撃つという選択だった。脳裏をよぎるのは金髪をなびかせるアイズの姿。「あの人ならきっとこうする！」と決断し、見事全てのイグアスを斬り伏せる。
このベルの姿には視聴者も息を呑み、Twitterには「諦めずに一人でモンスターの大群に立ち向かうベル格好よかったな！」「仲間とはぐれても、強さの在り方、想いの拠り所を見失わない不退転の覚悟が、英雄の覚醒を促している」「3期までとは精神…戦闘…共に成長したベルくんが観れて面白い」といった感嘆のコメントが集まっていた。
指揮官の才能を開花させつつあるリリ
ベルの成長が際立つ本作だか、ヘスティア・ファミリアの団員それぞれも力を付け、中でも確かな成長を見せているのはサポーターのリリだ。戦闘要員ではない彼女はレベルこそ1だが、第3期のアポロン・ファミリアとの「戦争遊戯(ウォーゲーム)」から指揮官としての才能を開花させつつある。
ベルが攫われたことで一瞬取り乱してしまったが、アイシャに叱責されるとすぐに冷静さを取り戻し、的確にパーティーに指示を出していく。そのリリが立てた作戦とは、23階層に撤退し、モスヒュージ強化種が現れるなら地の利を活かしてそこで撃退。ソロで中層階を突破できるアイシャには救援を呼びに走ってもらうというものだった。
ベルを欠いた今、パーティーが生き残れるかはリリの指揮にかかっている。Twitterにも「リリも成長著しい。このピンチを何とか切り抜けてほしい」「リリの状況把握能力と判断力は下層初めてとは思えない程だね」「すぐに冷静さを取り戻すリリ頼もしい。頑張って！」など、リリへの期待やエールが送られていた。
メディアファクトリー
発売日： 2022/08/24
ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
スクウェア・エニックス
発売日： 2013/12/13
