自分のやり方を通せる環境にありがたさを感じます
デビューから5年。ビッケブランカが、幅広い音楽性を備え、いつも聴く側に新鮮な驚きをくれるびっくり箱のようなアーティストであることは、知られるようになってきた。しかしながら、その多彩さは彼の魅力であると同時に、諸刃の剣でもあるという。それは、どういう意味なのだろうか。
「リリースごとにまるで違った方向性の曲を出す、捉えどころのないアーティストである僕を支える、ビッケブランカ・チームのスタッフは、すごく大変だろうなと思います。だって、プロモーションをするときに、『こういうアーティストです』って言えないと、すごく苦労すると思うから。だから、とても感謝しているし、自分のやり方を通せる環境にありがたさを感じます。
実は、『まっしろ』で注目してもらったとき、それに近いミドルテンポの曲を続けて出した方が成功する近道だろうという提案もありました。でも、それに従ったらずっとそういう曲を求められるのかな…と。飽き性の僕には、退屈に思えたので、周囲を説き伏せて、半ば強引に『Ca Va?』というエキセントリックな曲を出すことにしました。結果的に、タイアップも付いてたくさんの人に聴いてもらえて本当に良かった。あれ以来、僕は一定の路線にはまらない、『路線のないアーティスト』になったんだと思います(笑)。
今回のEPのタイトルを『United』、団結という言葉にしたのは、そうした大変な思いをしながらも支えてくれるチームのみんなと、5周年を迎えた今、気持ちを新たに団結したいと思ったからです。もともと、団結はチームの合言葉だったりするんです。それに、この4曲も個性がバラバラなので、それをEPとして団結させたいという意味もあります。何より、これまで応援してくれたみんなと、もっと団結したいという思いもすごく強いですね。10月30日には、初のアリーナ公演で新たに立ち上げたイベント『RAINBOW ROAD』も控えているので6周年に向けてステップアップした姿をお届けしたいですね」
United 8/24(水)発売 エイベックス 3630円
収録曲●(Disc1)This Kiss/魔法ノアトほか全13曲収録(Disc2)夢醒めSunset/ポニーテイルほか全10曲収録
公式HP
https://vickeblanka.com/