シリーズ10年ぶりのTVアニメ化となる「新テニスの王子様 U-17 WORLD CUP」(毎週水曜夜24:00-24:30、テレビ東京ほか)の第7話「チェスの王様(キング)」が8月17日に放送され、オーストラリア代表との戦いの結末が描かれた。(以下、ネタバレが含まれます)
コートの中も外も跡部の狙い通りに
主人公の天才テニス少年・越前リョーマを始め、各国代表選手がU-17W杯に挑む本作。前回はオーストラリア戦のダブルス2に日本代表として出場していたのが仁王雅治ではなく、「イリュージョン」によって仁王と入れ替わっていた跡部景吾だったことが判明し、その試合の続きから最新話は始まった。
日本代表の面々が入れ替わりの意図を探る中で「別の誰かと戦っていたのかも」と考えたのが入江奏多。この推測は当たっており、跡部はオーストラリア代表の戦いを見ていて出場選手を操る存在を確信し、その思惑を超えようと考えていたのだった。その目論見は当たり、会場外から試合を見ていたオーストラリア代表の“頭脳”であるノア・J・ドルギアスは「攻める場所を見誤るなんて……」と焦って試合会場に向かう。
またコート上でも跡部は大活躍。得意の持久戦で137-137まで持ち込んでいた。その間にパートナーの不二は相手のミルキー・ミルマンの超速サーブ「タキオン」を見極め、より早く打球の軌道やスピードを判断して脳から筋肉への指令伝達速度を上昇させる風の攻撃技(クリティカルウィンド)「光風」で返球することに成功。そして跡部も衝撃波を飛ばして周囲のガラス状のものを破壊する「氷の皇帝」で、照明器具の破片を目眩ましに使いサービスエースを決め、試合に勝利した。