2023年1月、よしながふみの漫画「大奥」(白泉社)がNHKの「ドラマ10」枠でドラマ化される。同作は3代将軍・家光の時代から幕末・大政奉還にいたるまで、男女が逆転した江戸パラレルワールドを舞台に、ジェンダー、権力、病など、現代社会が直面する課題を鮮やかに取り上げた作品であり、紙・電子で累計600万部を誇る人気コミック。これまでにも柴咲コウ・二宮和也出演の映画「大奥」(2010年)、 堺雅人・多部未華子出演のドラマ「大奥～誕生～[有功・家光編]」(2012年、TBS系)、堺雅人・菅野美穂出演の映画「大奥～永遠～[右衛門佐・綱吉編]」(2012年)と映像化されており、今回が4度目となる。なお、これまでの実写作品は物語の一部を取り上げたものであり、3代将軍・家光編から物語のラスト・大政奉還までの物語を映像化するのは初めて。
脚本は、向田邦子賞や橋田賞を受賞し、「JIN-仁-」シリーズ(TBS系)、連続テレビ小説「ごちそうさん」(2013年、NHK総合ほか)、大河ドラマ「おんな城主 直虎」(2017年、NHK総合ほか)などのヒット作を生み出してきた森下佳子。キャストは未解禁となっており、9月に各将軍編に登場する主要キャストが発表される予定。
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