アナログテレビ停波まであと600日！ でも、鳩山首相の自宅はアナログ…「急がなければ…」
アナログ停波まで残すところ600日となった12月1日、「地上デジタル推進全国会議 第七回総会」と「デジタル放送の日 記念の集い」が都内で開催された。
これらは、デジタル放送に関する普及状況の確認と、今後の普及推進計画を決定するため、毎年12月1日にデジタル放送関係各社で組織する社団法人デジタル放送推進協会が実施している。「地上デジタル推進全国会議 第七回総会」では、「デジタル放送推進のための行動計画（第10次）」を採択。受信機の普及世帯数がことし9月の段階で69.5％（当初目標72％）、普及台数は6085万台（当初目標6040万台）だったことが発表され、今後の目標として'10年10月末の時点で普及世帯を96％に、普及台数を8630万台にまで引き上げる目標が打ち出された。また、'09年の9月時点の調査でアナログ停波時期（'11年7月）を知っている人の割合は89.6％、12月時点でデジタル放送が直接受信できるエリアは昨年の同時期より2％増えて全世帯の98％に達したことも併せて報告された。
その後に開催された「デジタル放送の日 記念の集い」では、鳩山由紀夫総理大臣や地デジ推進キャラクターを務めるSMAPの草なぎ剛らが出席。鳩山首相はあいさつで小学生の時に自宅にテレビがやってきたこと、当時プロ野球やプロレスをよく見ていたこと、カラーテレビを買った時カラフルに映ったクレージーキャッツへの感慨など、テレビに対する思い出を披露。「デジタル化で最も変わることは、テレビを通じて自分の意見を伝えることができる双方向性だ」と見解を述べ、デジタル化への政府の努力を重ねて明言した。一方で、自宅のテレビはまだデジタル化されていないことも告白。「ここにくるまであまり考えたことはなかった」と本音を漏らしたが、さすがに気まずかったようで照れ笑いを浮かべながら隣に立つ草なぎに「急がなければな」と語る一幕も。
ほか、式典は、NHKの福地茂雄会長、民放連の広瀬道貞会長らのあいさつ、日本の地デジ方式が南米で導入されたことの報告、東京スカイツリーの建築状況のVTR視聴などと続き、最後に草なぎが、「1日1日、地デジ率を上げていきたいと思います。ご協力お願いします。地デジ率上げます！」と宣言した。
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