自分のこともさらけ出そう!と心がけていました
――これまでの連載を振り返ると皆さんバックボーンや今の職業についたきっかけなどをお話ししてくださいましたね。作品の内容について伺ったりするインタビューとは違い、真彩さんならではの切り口で皆さんにお話を伺うことができました。
自分自身もインタビューされる機会というものがあるので、自分に置き換えて「どういう質問だったら答えやすいかな」と考えましたが、やっぱりお会いしてみないとどんな方かはわからない。なので、ある程度のその方の経歴や自分が観てきた作品については調べたり思い返したりしましたが、その場で思い浮かんだことも多々質問していました。
――真彩さんのインタビュー力、そしてインタビューに臨む姿勢は本当にすばらしかったです。今おっしゃっていましたが、ご自身が答えやすい質問とかってありますか?
やっぱり具体的に質問していただけたら回答はしやすいです! 漠然といかがですか?と聞かれるよりは、「今までの出演作などを見ているとこういうアプローチで来るのかな?と思うのですが…」という質問だったら「そうなんですよ」だったり、逆に「そう思っていただいているかもしれないけれど実は違うんです」とか答えやすいなと感じます。
――インタビューする方への事前のリサーチはやはり重要ということですよね。真彩さんはその方のプロフィールだけでなく、過去のインタビュー記事などもお読みになられていて驚きました。
その方のことをあらかじめ知っていたほうが、質問するのも楽しいですよね! 今までどんなお話をして盛り上がっていたのかとか、過去のインタビューを拝見していて「もっとこのことについて聞いてみたいな」って思ったら「これってどういう意味なのでしょう?」と深堀りすることができたり。記事によっては聞き手の個性が出てしまうのが良しとされないことも多いと思うので、必ずしもどれがいいとは言えないですが…。
――真彩さんがそれだけインタビュー相手の方に敬意を持ってお話されたからこそ、皆さん同じだけの熱量で答えてくださっていました。
質問する側の熱量、お相手の方への敬意はストレートに!と思っていたので、初めてお会いする方が多かったけれど、自分のこともさらけ出そう!と心がけていました。皆さん本当に真摯に答えてくださって感謝しています。とてもいい経験でした。